サンゴを植付ける基地を作ってきました

エコツアーりんぱなではサンゴを守る取組みとして、サンゴを移植しながら様々な試験を行っています。今日はその移植基盤となるコーラルネットを海底に設置するためにダイビング。潜水作業の様子をご覧下さい。

わたしたちりんぱなでは、サンゴ礁の状況を調べるため、サンゴの移植をはじめました。今日は、スタッフ3名で移植基地を作りにダイビングをしてきました。

サンゴを植える理由
りんぱなの事務所前に広がる浦底湾は、真っ白なサンゴ砂に覆われた美しい場所です。一見美しく見えるその砂は、台風の強い波や風で舞上がり、サンゴを覆って死なせてしまうことがあります。私たちはそうした小さな命を保全しつつ、それらサンゴから様々なデータを取るために、海底にサンゴの移植基地を作りました。より詳しい情報はこちらへどうぞ。


photo by Katunori Yamaki

今回の試験移植には、サンゴを移植するために開発されたコーラルネットを使います。

以前からダイビングが好きで。(減りつつあるサンゴに対して)何かできないかなと思って」とエピソードを話してくださったのは、鹿島建設の山木さん。海が大好きな、情熱的な開発者さんです。

大変なご苦労の元 作られたのだと思うのですが、そんなコーラルネットを今回は無償でご提供頂きました!サンゴの救世主ですよね。
(写真は、昨年夏、SUPで移植地周辺を視察したときの一枚)

ネットの設置方法

例えば、農家さんが野菜を植えるときなどは、畑を耕し列状に種や苗を植えていきます。その理由は、ランダムに植えるよりも列で植えた方が数多く植ることや、管理しやすいことなど、様々なメリットがあるからです。

私たちも同様に、

  • よりコストを抑えつつ
  • 少ない面積で数多くのサンゴを
  • 効率的に移えつけ・管理をしたい

そして何より台風に負けない!

そんな移植のための基地(※1)を、どうやれば作ればいいか。初めての取組みなので不安もいっぱいです。

山木さんからは「鉄筋打込んでロープで固定すればいいですよ〜」と言われていたので、材料を揃えたら海中でスムースに作業できるよう、芝生でシュミレートします。いろんな組み方を考えて、写真のものは結局ボツ案になったもの。

ロープやネットは陸上でカットし、作業しやすいようにマーキングなどを施します。

今回の移植試験は、鹿島建設さん、地域のネイチャー石垣ダイビングサービスさん、うちの三社共同事業。ネイチャーさんはダイビングの器材の無償貸出や、基地建設の道具運搬などもして下さいました!(材料を運んでくださっている様子)

鉄筋は、ダイビングで海中に固定していきます。ガイドあきらは土木工事の経験もあるので、資材集めから作業までスムースに進みました。

コーラルネットの設置動画

実際の潜水作業の様子。1回のダイビング(約70分)で、男性2名で3㎡のネットを設置しました。慣れたら1人で同じ面積を設置できそう。特別難しい作業ではありませんが、多少の経験は必要でしょうね。

無事にサンゴ移植の基地が完成しました!

最後、様々な観測装置を周辺に取付けます。ネット設置後も海の状況を細く計測していきます。

次回はいよいよサンゴの設置!楽しみです!

サンゴ移植のためのサンゴ苗を集めてきました。


「用語解説」

※1.文中で「基地」と表現しているのは、専門的には「サンゴ移植のための架台」といいます。架台には基部(ロープと鉄筋)と基盤(コーラルネット)があります。基盤が台風などで飛ばないようにするためにしっかりとした基部を作り、これらを全部ひっくるめて架台(かだい)と呼びます。

専門的な言葉だと、専門家にしか伝わらない。私たちは一般の方に伝えたいので、わかりやすい言葉を使おうとしています。専門家の方を混乱させてしまうかもしれませんが、逆も又しかりなので…。ご容赦下さいませ。

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