じっくりと森を感じた夜のツアー

今夜は風が落ち着いて、森の中は生きものの気配でいっぱい。いろんな鳴き声がする。
わたしたちも、いろんな生きものたちと同じで森の一部になる、そんなナイトツアーでした。

この写真、フラッシュは一切つかっていない。実は、月明かりだけで撮った一枚。今夜は美しい満月。だからホタルも少なかったけれど、満月でないと見られない、夜の森を楽しんだ時間でした。

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満月の晩は、ホタルたちのうごきも少しにぶくて、シーズンがはじまったばかりというのもあって、
みんなでゆっくりと、ホタルが出るをまつことに。

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やっと森の奥で1匹のホタルが光り出した。
それにつられるようにして、数匹のホタルたちが飛び交う。

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「あそこ!」と、森の奥を指さして、互いに教え合う様子を見ているのが好き。みんなのはしゃぐ声が、森の中に吸い込まれていく。

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鳴き声凄い!近いし。

今日はみなさんレンタカーで来てくださったので、ホタルが光りおわったら、夜行性のいきものたちに出会いに、少し時間を延ばして森の奥へ。そこは生きものたちの声でいっぱい!昨日よりも沢山鳴いている。

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かーわーいー!

20代の女性にカエルを見せるには、コツがある。それはカエルのつかみかた。つかんだ手から顔をひょこっと出すように見せると、なんだかキャラクターのようにみえて「かわいく」見える。ぶら下げたり、手のひらの上にのせたりして前進を見せると、「きもっ!」になってしまう。

同じカエルなんだけどなと、ガイドのあきらは思うけど、「きもっ」で終わらせたくない。ぼくらだってカエルと同じで、ヒト科の動物。森のなかでは、みーんなおなじ、いのち。そう見てもらうために、カエルの持ち方に、ちょっとこだわる(笑

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突然違う写真だけれど、これは石垣新空港の登場ゲートにいたリュウキュウコノハズクというフクロウ。今夜もこのフクロウがいたので、思わず話しかけてみることに。すると、電線や木に止まったりと、ぼくらのあたまの上を行ったり来たり。

会話できてるのが不思議。人間と鳥で行き来するんですね!」と驚いた顔で笑ってるお客さま。

最後に感想をきくと、「蚊がいないってすごい!」と喜んでいる方がいた。コウモリが食べてくれるから、ぼくらのまわりには蚊がいない。コウモリ、いつもありがとうね。

楽しかった〜」という声もいっぱい聞こえた!それがとっても嬉しいのです。

そして、いちばん印象に残ったお客様の声は、
「(自分も、他のいきものも、)人の気配をこんなに敏感に感じるんだ」という、ひとこと。
日頃、ヒトしかいない街中に暮らしていると気づけない、「自然の感覚」に気づいてもらえたこと、とても嬉しい。みんな、もっと森に行こう。海へ行こう。そして、この地球の自然を、もっと感じよう。

今夜も、みなさんとご一緒できたことが嬉しいです。ありがとうございました。また島に遊びにいらしてくださいね。

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