ガイドあきらは、ホタルの守り人。
りんぱなは、他社と違って「ホタルを見せることで、ホタルを守る」ホタルツアーを開催しています。島に訪れた人に美しい光景を見せるためのツアーでもあり、同時に、ホタルのためのエコツアーでもあるのです。
ずっと聞きたかったこと、聞いてもいいですか?長年続けてきたあきらにしか言えないことってあると思うんです。
なお
あきら
もちろん!
私もお話したいことが沢山あります。毎晩ホタルツアーをご案内しているんですが、ホタルツアーとはどんなツアーか、以前撮った写真でも見ながらお話しましょうか^^
私もお話したいことが沢山あります。毎晩ホタルツアーをご案内しているんですが、ホタルツアーとはどんなツアーか、以前撮った写真でも見ながらお話しましょうか^^
この美しさ・・!これは、お客様も笑顔あふれることでしょう。昨夜のツアーでは泣いてしまった方もいたようですね。感動の涙と笑顔が共存するツアー、素敵です。
なお
さて、本題。
「ホタルを守る」ことを続ける中で、まず頭に浮かぶ言葉ってどんな言葉ですか?
ここまで続けられる原動力となるのは、いったいどんな想いなのだろう、、前から知りたいと思ってました。
「ホタルを守る」ことを続ける中で、まず頭に浮かぶ言葉ってどんな言葉ですか?
ここまで続けられる原動力となるのは、いったいどんな想いなのだろう、、前から知りたいと思ってました。
なお
あきら
うーーん。言葉に表すと、まずは「きれい」ですかね。
ホタルの光ってきれいですもんね!まるで、森の宝石のようで。
なお
あきら
そう。それにきれいなのは、ホタルの光だけじゃないんです。ホタルの光の粒がただよっている、あの空間すべてが、きれいだ・・・と思うのです。
あきら
あともうひとつの言葉としては、「いのち」。光の粒、そのものが命です。調べていくと、知れば知るほどホタルは過酷な生活をしている。「命をかけて命をつないでいく姿」、それがホタルの乱舞なのです。
森に息づく命が、光を放っているのですね。
なお
あきら
一粒一粒の命が、飛び交っている。時間と場所を決め一同に介して、子孫を残すパートナーを探す(出会う)んです。
それって人も同じですよね。姿かたちが違っても、命ってみんな同じだと思います。
それって人も同じですよね。姿かたちが違っても、命ってみんな同じだと思います。
ホタルたちの光、どの光も、ひとつとして同じものは無いんだなぁ。人の命と同じで。そう思うと、愛おしい気持ちが強まりますね。
なお
あきら
ホタルは、よく「儚い」「短命でかわいそう」と言われるけど、そうは思えません。むしろ人よりも幸せな生きものだと私は思います。
なぜって、出会うこと(子孫を残すこと)がゴールだから。メスは卵を生んだら1日程度で土に還りますが、私たちと違って明確なゴールを達成して死んでゆきます。潔く、そして達成感に満ちているでしょう。またこれは研究中ですが、メスの亡骸は死してなお卵を守るかもしれません。
なぜって、出会うこと(子孫を残すこと)がゴールだから。メスは卵を生んだら1日程度で土に還りますが、私たちと違って明確なゴールを達成して死んでゆきます。潔く、そして達成感に満ちているでしょう。またこれは研究中ですが、メスの亡骸は死してなお卵を守るかもしれません。
ホタルにはホタルの生き方がある。私、そんな彼らの命の営みを大切にしたいです。
なお
あきら
実はホタルって、人がいかようにも出来る命なんです。彼らの生きる環境を、人はどうにでも変化させることが出来る。街灯を付ければ絶滅に追い込めるし、適切な時期に草刈りをすれば数を増やせる。
あきら
人と共にある生きもの、それがホタルです。
人とホタル。同じこの地球の上、同じ水をわかちあって生きている、同じ命なんですね。
なお
あきら
そう!だから私は、命が光るあのきれいな空間を、ずっと守っていきます。これからも、ずっと、ずっと・・・。
まとめ