この地球には、次の世代に残したい美しい景色が沢山ありますが、それらが急速に失われつつ有るという話もよく耳にします。
そうした場所を「守りたい」という声と同時に、多く聞くのが、「そのための方法がわからない」という声。
私たちも最初は「そう」でした。何をすれば良いのか、どうしたら良いのか、考えても答えは出て来ませんでした。ですが、様々な人と出会い、話していくうちに「一緒にやろう」と仲間が増え、自分の手でできることも増えていったのです。そこで、私たちは3つのアクションを起しました。
りんぱなの、サンゴを守る3つの取組み
2018年、私たちはサンゴを守るための三つの取組みを始めました。
1, サンゴ礁のためのエコツアー
本当にサンゴに優しいシュノーケルツアーを作りたい。だからサンゴ専門のエコツアーを作り始めました。
今もシュノーケルツアーは開催していますが、より「海に近づける」ツアーに仕上げています。海で泳ぐのは本当に楽しい!みんなが笑顔になって、ワクワクする!本当に美しい景色を、ぜひ見に来て下さいね。
このエコツアーは2019年1月にスタート。ご家族や個人で遊びに来る方にも、団体パックや就学旅行や教育旅行で遊びに来られる方にも、どんな旅の形にも対応いたします。
tag: サンゴ礁生態系の適正な利用とエコツーリズムを柱にした観光の推進,またサンゴについての一般的な理解と推進,
2, 市民調査と、サンゴ移植
海のバロメーターの透明度を、市民で調査する取組み
石垣市民を対象にした市民調査グループを立ち上げて、地元の人たちが地元の海を定期的にモニタリングする仕組を作りました。
やえやまサンゴカフェに登壇・海を調べる市民調査(水平透明度)のご紹介をしました。
もっとサンゴを知りたいから、自分の手でサンゴを移植する
事務所下の海でサンゴの移植を始めました。サンゴの移植には沖縄県から特別な許可を頂いています。また、鹿島建設さんからサンゴ専用の移植基盤をご提供いただき、草の根活動として地域のダイビングショップ、基盤の開発者の方と共同で進めています。エコツアーの最中にも現地を見ることができます。
サンゴ礁の調査やサンゴ移植を通して、地域内外の学校や、地元市民へ環境教育を実施できる体制も整えています。
石垣在住の方で、これらに参加を希望する方は、090-8126-3209(りんぱな 内藤宛)にお電話下さい!
tag: サンゴ礁の健全性の把握とモニタリング,環境に配慮した構造物の設置,環境教育
3, サンゴと地球のための陸域対策
畑に木を植えると、海が元気になる
株式会社ローソンさん、国土緑化推進機構(緑の募金)さん、NPO法人樹木環境ネットワーク協会さんらにサポートしていただき、サンゴ礁を守るための森作りを始め、2018年6月200本の植樹を行いました(10月に更に200本追加予定)。この先、数年間続ける、合同の社会貢献事業です。
植樹(木を植える)でサンゴ礁を守る・ローソン「植樹プロジェクト」
また常連のお客様らとグループを作り、クラウドファインディングで資金調達をしたり、中にはツアー中に「ここは本当に素晴らしい!投資するよ!」とポンを苗代を下さるお客様もいらっしゃって!10月末、さらに200本程の樹木や草の苗を植えつける予定です。
表土流出を防ぎ、それをビジネスにつなげる
表土流出は、農家にとっても望まないこと。ですが、表土流出を止めるのは簡単ではありませんし、作付面積の減少を招きます。そこで私たちは、表土流出防止と農業生産の相互関係を高めた効果的な陸域対策を模索します。
tag: 陸域対策,出水のコントロール,緑化,里山づくり,社会貢献,
- 1、サンゴのエコツーリズム(普及啓発)
- 2、モニタリングと移植(海域対策)
- 3、植樹や緑化運動(陸域対策)
こうした小さな草の根運動を、沢山の人たちと共にしながら、問題解決に向けた直接的な行動を行います。
そして、事務所前の浦底湾のサンゴ礁生態系の再生を目指します。
tag: サンゴ礁生態系の再生
ガイドあきら