「バンナ公園 ホタル鑑賞会」でガイドをしてきました

ガイドのあきらです。
今日は、県営バンナ公園が主催する「ホタル鑑賞会」を、エコツアー.webの社会貢献の一環で、無償ガイドしてきました。

先日バンナ公園でネイチャーゲームイベントを開催した時にホタルの話題になり、「ぜひお願いできませんか」「やりたいです！」と、話が進み。管理者の方も私も「市民の方にホタル見せたいよね！」と意気投合して今日の運びとなりました。

沖縄・石垣島と言えば「美しい海」や「サンゴ礁」が有名ですが、熱帯気候の八重山諸島ならではの自然が楽しめるのが、ここバンナ公園です。

この公園の魅力は、街中から15分で行ける本物のジャングル！。ここは、この島でしか見ることができない動植物、昆虫が手軽に見られる場所なのです。

バンナ公園は、東京ドーム262個分の面積を誇る沖縄県の都市公園。とっても広い森（山）の中に多目的施設やトイレ、木道が点在し、どこも整備が行き届いています。今夜のホタル観賞会は、その中のDゾーンで開催しました。

今日は夕暮れ前にこの森を歩いて、ひとりでのんびり下見をしました。所長さんの「市民の皆さんがいつでも来れる、憩いの場」にしたいという熱い想いに惹かれてガイドを引き受けたので、どんな話をしようか、ホタルをどう見せようかと、ガイド内容を考えるのがとても楽しくて。

今夜の「ホタル鑑賞会」の開催場所はここ。素敵でしょ。ジャングルの中にトレイルが続く、私の大好きな道なんです。

このエコツアー.web（りんぱな）を立ち上げた2006年頃、植物を調べたくてこの道もよく歩いたんです。今日は「いつかこんな素敵な場所でガイドができたらな」と考えていた初心を思い出しました。（ここは県施設なので正規のやり取りがないと、ガイドなどはできないのです）。

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今夜の参加者は、八重山毎日新聞の「いざない」を見て申し込まれた市民の皆さま。定員数が大人15名（＋そのご家族のお子さん）と少ないので、掲載されたその日のうちにはいっぱいになってしまうそうです。

今夜は19時過ぎに観賞会がスタート。ホタルスポットへ出発する前に、バンナ公園北口にある「世界の昆虫館」の山田館長が、石垣島に住むホタルたちを紹介。ホタルの生態などかなり詳しく説明してくださって、（館長の説明の後で、私が現場でガイドをしますから）はて私は何を説明しようかと内心ドキドキしながら（笑）先ほど歩いた木道へと皆さんをお連れしました。

「ここで止まります」と言うと、「え、こんなところで」といった顔をされている方も。一般のホタル見物客の方々も大勢いらしていましたが、皆、私たちを追い越して森の奥へと姿を消していくし、本当にここで見られるのかなと不安に思われたのでしょう。

すると、小さいお子さんが真っ先に「光った！」とホタルを見つけてくれました！私ももちろん見つけていましたが「イチバン」最初に見つけた喜びは、誰かに分けてあげたいので。

そのお子さんの嬉しそうな顔と、「どこどこ」と一生懸命に探す、大勢の大人のみなさんの様子。それを見ているのが大好きなのです。

ホタルはどんどん増えていき、最初は森の奥で光っていたホタルたちが、私たちのすぐ目の前へと近づいてきます。

私の印象は「すごい！いっぱいいいる！」でした。仲間からも「バンナは今年も少ないよ」と聞いていたので、50匹ほどが飛べば充分、なんて思っていたら100匹以上が乱舞しているじゃないですか。

何より嬉しいのが、私がガイドをしていると、参加者の方々が、灯りを点けて歩く一般の（個人でホタルを見に来ている）方に「ライト消しましょう」と声をかけてくださったこと。私がお願いしたわけじゃなく、皆さん「ホタルの気持ち」になって考えて下さって。本当に嬉しいです。

ホタルが光り終わるころ「どんな生き方をしているホタルか」ご紹介しました。地元の方とのお話しも大好きなので、いっぱい質問してもらって、時にしんみり、時にゲラゲラ笑いながらの解説が、私もとっても楽しいのです。

「ガイドさんの話が面白いねぇ」と、ご好評をいただいて私もにっこり。ヽ(=´▽`=)ﾉ
また来年もガイドさせていただきたいです！
とーっても楽しかったガイドでした。

追記：その後、別の森で出会った方に「バンナのガイド面白かったよ！」と声ををかけていただいたり、うちの事務所横の喫茶店でも「昨日のホタルほんと良かったよ。みんな喜んでた」と好評をいただきました。ホタルを好きになっていただけて、そしてガイドを喜んでたいただけて、僕もとっても嬉しいです！