ヤエヤマヒメボタルのメス、沢山いました。

今夜のホタルツアーでは沢山のホタルが見られましたが、
前回のツアーからひときわ目を引くのが、ヤエヤマヒメボタルのメスです。

ヤエヤマヒメボタルのメスとは

このホタル、なかなかメスが見つけられません。
実のところ、ホタルを案内するガイドでもまだ見た事がない人がいるくらい、メスが見つけられないのです。
りんぱなでは、このホタルの調査をするために昨年6匹のメスを採集し、交尾〜産卵のプロセスなどを観察しました。
採卵も行いましたが、孵化させることはできませんでした。ホタル、ごめんね。

「感動するわ。スゴイの見ちゃったんだ」

今夜のツアーでは、2組の交尾の瞬間を、お客様と一緒に観察しました。
オスがメスを見つけると発光パターンが変わりメスへのアプローチが始まり…
メスに向かって求愛の光をつけ、、すぐに光が消えて交尾が始まり…。
そんな一連の流れを見ることができました。

お客さまは「すごいの見ちゃったよね」と、とっても嬉しそう。

交尾中の写真はこちらです。この写真は、昨年のホタルツアーの時に観察したもの。ホタルとのつきあい型もここに書いています。

ヤエヤマヒメボタルのメス

ヤエヤマヒメボタルのメス2

ヤエヤマヒメボタル

(この写真は、ツアー終了後に山に戻ってメスを探して撮ったものです。21時過ぎかな。
レンズは写真仲間のTakuriがくれた Nikon 105mm /F4 Macro 。ありがとうTakuri^^)

昨年は、Canon の撮影隊を案内し、特殊なカメラを用いて(販売されていないもの)
数日間山林の中で深夜まで撮影を行いました。
メスの発光している様子は、こちらのビデオでご覧いただけます。
このビデオのメスも、私が捕獲したものです。

最近、いろいろなメディアにこのホタルの情報が載っていますが、どれも「ホタルへの接し方」を書いていないようです。
みな懐中電灯やデジカメの灯りを煌々と照らし、中にはホタルが光っている時間に車を走らせ…。
ホタルにとって住みにくい環境になっています。

100年後も、200年後の子供達も、私達と同じように、こうしてホタルが見られるといいなって、心から思うのです。
ホタルたちとなかよく、幸せに暮らせる日が来ることを祈って、
ホタルの力になれるようになりたいです。
私は、このホタルが大好きです。

あきら

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