心がおしゃれになる散歩道

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ツ黴?先日、観光客気分で米原にあるヤエヤマヤシ原生林を見に行ってきました。世界でも、ここ石垣島と西表島の極一部にしか生息していないヤエヤマヤシ。天然記念物です。米原の山の麓には、見事なヤエヤマヤシ群集があります。

写真は、その近所に咲いていたハイビスカス。

ツ黴?

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原生林に1歩足を踏み入れると、そこはジャングル。一瞬空気が冷たく感じますが、湿度が高くジワっと汗が噴き出します。見渡すと、ギランイヌビワ、オオバギ、クロツグなど、沖縄特有の植物が多い茂ります。

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そして主役のヤエヤマヤシ。幹から視線をぐぐーと上にあげると、ヤシの葉が風に揺れ、南国ムードです。高さは25mにもなり、樹齢は200年ほどと想定されています。根本は・・・どう表現すればいいのでしょう?もじゃもじゃ、うじゃうじゃ?という感じかな。オオタニワタリが着生しています。石垣にはこんなふうに、他の樹木に着生して茎を伸ばす植物がたくさんあります。1本に見える木も、そこには幾つもの命が宿っています。

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ヤシといえば、大きな丸いヤシの実を想像する方も多いでしょうが、ヤエヤマヤシの実はとっても小型です。夜になると、ヤエヤマオオコウモリなどがこの実を狙ってやって来ます。

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引き戻ろうとした時・・・あっ!雨が一粒。そういえば、怪しい雲行きになってきました。近くにいた女性が「傘がなくても、クワズイモがあるから大丈夫」とおっしゃっていました。トトロが雨の日に持っているような、傘になるくらいの大きな葉を持つ植物です。あれを持ってお散歩なんて、「歩こう歩こう、私が元気?♪」って唄ってしまいますね。がしかし、クワズイモの汁はかぶれてしまうので持ってはダメです。『食わず芋』というくらいですからね。そんなことを思っていたら、ポツリポツリと降り出しました。すぐに止むだろうと、ヤシの下で雨宿り。

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雨の日のお散歩って、久しぶりです。天から降ってきた雨が、植物の葉や幹に当たり、それが土に落ちて色んな音を作ります。零れる雨のしずく、雨粒太郎くんがキラキラ輝きをみせます。雨の日も、なかなかいいものですね。カエルやカメ達にとっては待望の雨。きっとみんな、嬉々としてお出かけの準備をしてるはず。でもね、心配なことが1つ。我が家のベランダには、お布団が。屋根があるとはいえ、これじゃ日光浴じゃなくてシャワーです。私のドキドキに反して、雨は強く、風も出てきました。どうか、無事でいて!

20分程待って、ようやく小雨に。鳥の声が、さっきより透き通って聞こえます。ヤシにお礼をして、帰り道を急ぐと・・・この子達も雨宿りしてたのかな?リュウキュウアサギマダラが2匹。ペアかな?それとも、オス同士かな?羽をバタバタしています。求愛の練習か、縄張り争いか?その辺は蝶に聞かないと分かりませんが、ちょっとお邪魔させてもらうことにしました。

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その後も、ウスキシロチョウ、リュウキュウミスジなどの蝶がふわ?りふわり、軽やかなダンスをみせてくれます。私も踊りたい気分ですが、誰かに見られると恥ずかしいので我慢です。雨に濡れたハイビスカスも、とっても綺麗です。

カメがいないかと側溝を覗きこむと、セミの死骸が。も、もしや、コレは!!いや?、私、セミのことは全く分からないのですが。ヤエヤマヤシ群集の周辺には、世界でもここにしかいないイシガキニイニイというセミが生息するらしいのです。もしかして、もしかする??とりあえず写真撮影。

散々寄り道をして、我が家に到着。ベランダへ直行。怖々、布団を触ってみると・・・セーフ!風向きが良かったみたいです。ほっとして、ネットでセミを検索。う?ん、こちらは違ったみたい。あきらに写真を見せると、ヤエヤマクマゼミとのことでした。ちなみにイシガキニイニですが、国内のセミの中で最も生息範囲が狭く、個体数の少ないセミだそうです。出現期は、6?7月。絶滅危惧?類です。

ヤエヤマヤシと雨がくれた楽しい時間、なんだか心がおしゃれになった気がします。

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1左:ウスキシロチョウ  右:葉に落ちた花、パパイア 

2左:ハイビスカス  右:ヤエヤマクマゼミ

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