『三寒四温』という言葉があります。冬から春に向けて、寒い日が3日続き、その後温かい日が4日続く。それを繰り返して、徐々に春になっていくとい う意味です。ここ石垣島も、2月頃からそんなお天気です。ただし、温かいではなくて、暑いです。冬と夏が交互にやってくるので、体がビックリします。よう やくそれも安定してきたように見えたのですが・・・窓から見える海は波が高く、山には雲がかかっています。先月21日には海開きもしたというのに、まだ海 で泳いでいません。
「海で泳ぎたい。泳ぎたいったら、泳ぎたいよ!!」
子どものように足をジタバタさせて、駄々を捏ねたい気分。
そんなことを思っていたら、わかったことがあります。私がまだ旅行者で、石垣島に遊びに来ていた頃。頑張って働いて、節約してお金を貯めて、全ては 石垣旅行のため。海に潜りたい、石垣の風を感じたい。完全な石垣病でした。晴れて石垣市民となり、石垣病は完治したと思っていたのですが。。。私は今でも 石垣病なのだと、今日ふと気づきました。
そんな私でも、この時期になると内地に戻りたくなります。その理由は、桜です。私の一番好きな花です。石垣の桜は、2月上旬に咲きました。でも、内 地のような桜並木はなく、色もピンクが濃くて。ちょっと物足りないのが、正直なところです。「東京や大阪で満開」と聞き、思わずため息がこぼれました。 うーん、羨ましい。万年の石垣病でも、これだけは譲れない。やっぱり、どこでもドアが欲しいですね。
写真は、以前住んでいた京都で撮ったもの。日本中の桜を見た訳ではないけど、勝手に京都が1番と思っています。
近所の川沿い
嵐山のあるお寺の庭先で
嵐山 公園奥
大覚寺横にある大沢 池
清水寺の夜間ライト アップ
近所の桜並木
本などで紹介されて いない、近隣の人だけの場所
美しいものを、素直に美しいと思う 心。古き良きものへの感謝や、新しいものに出会った時の感動。どこにいようとも、感じることを忘れてはならない。日本に京都があって良かったと、遠く離れ た地で心底思うのであります。
この記事は、2011年に書いた記事の再掲載です。