石垣島エコツアー.web で運営しているホタルツアーは、沢山のホタルと、ツアーに参加されるお客さまとの間を取持つツアーです。そんなこと言うまでもないことですが、今日のブログでは終盤に海の話題が出て来ます。なぜ、ホタルを見に行くのに「海の話題」が出るのか。時後の話の通りが良いように、一応ご説明しておきますね。
さて、27日のホタルツアーも、最近よく行く森へと出掛けました。
まずは、森の玄関でホタルたちを見守る方法をお伝えします。
そのまま森を進んでいくと、10分ほどでホタルたちが光り始めます。このホタルは光り出す時間も、光り終る時間も決っています。だから遅刻厳禁なんです。
数匹のホタルたちが、林床をふわふわと舞始めます。暗闇で見ると、その光の強いこと。
森の中は野生動物たちの声で満ちていて、私たちもいっしょに、みんなでおしゃべり。
「すごく光るね!こんなイメージじゃなかった」
「白にも黄色にも見えるね」男性には白系に、女性には黄色やオレンジ色に見えることも。
「あんな奥の方まで沢山…」
「昔は、これ以上明るいものはなかったんだろうね」。
確かに。私たちの日常は、刺激的な明りに満ちていますよね。
「この時間は、ホタルの時間なんだね」
「自然てすごいね」とぽつりと言うお母さん。
お二人の感性が、わたしのこころにフッと入ってきます。
「守らなんとなぁ」
ずっとずっと、100年後も光続けるよう、見守っていきます。そんなことを考えながら皆さんに感想をお聞きしました。すると、
「ぼーっと見ていると、気持がふかいところに落ちていくようです」
「たまげましたわ」
いろんな方がいて、みんなでいっしょにホタルを見て、その時間が大好きです。
森から出ると、雲の切れ間から星々が!さいごはみんなで星を見て、記念写真です。
ツアーの最後、ホタルの場所から星スポットに移動して、いつも5分ほどお話しをさせていただきます。それは、ホタルと私たちのつながりであったり、私たちと海や、地球のつながりのお話しです。
今夜もサンゴ礁のお話しをしました。沖縄の海は今、こうなっていて。遠く離れたところに暮すみなさんにも、その海を救うことができる、そんなお話しです。
そのお話しのあとの帰り道、お客さまと車中、ずっとお話ししていました。
「こどもの頃、船に乗せてもらってイワシ漁を見に行きました。海面を群れるイワシたちがライトに照らされて、すごくきれいで。私がしたそんな体験を子どもたちにさせてあげたくて。それでこのツアーに参加しようと思ったんです」
最近は、イワシが全然獲れないそうで、もどかしいというお話しもして下さいました。。
ホタルを見る時間ですから森に行くのですが、海のこともいっぱいお話ししたり、感じたり。ホタルツアーってそんなツアーでもあるのです。
後日、お客さまからメッセージをいただいたので、嬉しくてご紹介いたします!
お母さま
幻想的に光るヤエヤマヒメボタルも星空も、一生忘れられない思い出となりました。石垣島が大好きになりましたよ。
内藤さんのお話を聞いて、改めて自分で出来る事から環境問題に取り組んでいこうと思っています。
りんぱなさんとの出会いと感動に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
息子さん(就職おめでとうございます!)
人生の節目にこのような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
自然の美しさを実感出来たと同時に、自然との向き合い方を考える良い機会となりました。
自分にできることを続けていこうと思います。
これからもがんばってください。応援しています。
娘さん
人生で初めてホタルを見て、この美しい自然を守っていかなければならないと感じました。
私が自然の為になにができるのかを良く考え、実行に移していきたいと思っています。
これからも石垣島の自然を伝える活動を続けていってください。
本当にありがとうございました。
お父さま
ホタルに会えてよかったぁ~。キレイで、けなげで愛おしくなっちゃいました。
なにより、内藤さんに会えてよかった! 帰りの車中でサンゴ礁の話を聞いて、早速
「国立環境研究所 山野博哉さんの サンゴ礁を守り、再生するために」 のwebを拝見しました。
やっぱりただごとじゃないんだ。できることをやらなきゃ。と実感しました。
早速、内藤さんの、「手動アイドリングストップ」を私も実行してますよ。
石垣島に来て、ちょっとだけかもしれないけど、その自然の美しさにふれられて
感動を家族で共有できたことは一生の思い出となりました。
りんぱなさんのツアーに参加できてほんとうによかったです。ありがとうございました。
スタッフの皆様にもよろしくお伝えください。
ガイドのお仕事をしてると、たくさんの出会いがあることが嬉しいです。人と人、人とホタル、そして私の知らない過去や未来のお話しとも出会えました。
今夜も皆さまとお会いできたこと、わたしたちもとても嬉しいです。ありがとうございました!
追伸:車中でお客さまから「とと検」なるものを教わりました。あの「さかなくん(さん)」も応援団として参加する「日本さかな検定、通称ととけん」です。これは面白そう!と早速ネットを見てみると、HPに模擬問題がありました。
3級は無事パス。2級は鯖街道とか全然知らなくて、1級は問4から凄いです。何より、1番最後の問題にシビれました。海のことや魚のことを知るってとっても楽しいです。皆さんも、まずは模擬問題 、ぜひチャレンジしてください!