サキシマスオウ、という名前を聞いたことがありますか?
国内では最も巨大な板根を形成する、見る人を魅了する植物です。
下の写真が、そのサキシマスオウノキ。
この写真は、木の”うろ”に人が入っているのではなく、
板状の根っこと幹の間に、人(スタッフのつよし)が入っているんです。
今日は、このサキシマスオウノキに会いに、あきらの大好きな川を登りました。
この川は石垣島の心臓部とも言える森の奥にあります。
島の他のどの川とも違い、なだらかな流れが多く、歩くのが心地よい川です。
この川は、あきらが自分のためだけに歩く川で、普通のツアーでは行かない場所。
今日は常連のお客様と一緒です。
今日のお客様は下流は何度かご案内したことはあるけど、この滝壺より上は初めて。
今日はここでカンムリワシの幼鳥も見ました。カニを食べていたんでしょう。
この川では、確かにオカガニ系の甲羅がよく落ちていますが、
誰が食べているのかは謎でした。
滝壺の最深部は背が立たないので、脇道を歩きます。
雨で水量が増えているから、長靴に水が入らないように
浅いところばかりを狙って歩きます。
ここは、あきらが大好きな「苔」の宝庫。
何種類もの苔があり、崖の上からボールのように膨らんで垂れる珍しい苔もります。
あきらが一人で山に行くと、苔の前に張り付いて動かなかったりしますが
(ツアー中もたまにあるかな ^^;)、今日は目的の場所があるからサクッと通過。
いよいよ、目的の場所。
あきらは、いつもこの木の手前で休憩します。
お客様に「ふぅ」と一息ついていただいて、それから、この木を見に行くんです。
ところがさすがはスタッフつよし。周りを見回して「あぁ!」と声を上げ、
一目さんにサキシマスオウノキの板根にかけより、それ以後全く降りてきませんでした(笑)
「根の回りにいすぎると踏圧が〜」って思ったりもするけど、
嬉しそうな顔を見てると、まぁいいかなって。
それを言うまもなく、もう走ってっちゃったしww
例のごとく食事の写真は撮り忘れました。だって我慢できなかったんだもん。
川の水でお米を炊いて、カレーと牛丼を食べ、食後はもちろん、川の水でコーヒー。
いつもおいしい水をありがとう。
この水はいつか海に出て、また僕らの体に入るんだ。
ずっと先の子供達の口にも入るんだろうな。
そんな事を想いながらの川歩きが好きです。
もうちょい上流にも行こうか迷ったけれど、うん。小雨が降ってきたし、
スタッフつよしの帰りの飛行機の時間もあり、無理をせず帰りました。
あきら