お昼の大雨、すごかったですね。突然と強風が吹きすさび、部屋の中が暗くなるほど辺り一面が黒雲に包まれ、強い音とともに雨が降り注ぎました。
でも、長くは続きません。ホタルツアーが始まるころには雨もすっかり上がって。雲の間から時折月明かりが降り注ぎます。
「こんな日は、蛍たちも喜ぶだろう」ガイドのあきらはホタルが好きで、このツアーも大好き。今日日のホタルのように心躍りながら森へと入りました。
ホタルを見る際に気をつけたいことを説明したら、お気に入りのスポットへ向かいます。
でも行った先でふと気づきます。「移動しよう」
ホタルの気持ちになって考えると、ここではホタルは光れないのです。
そう思って別の場所へ。
移動した先では、この景色…!
命が美しく、舞い踊ります。
その様子を見守るのように月明かりが差込み、木々の上ではカエルたちが鳴き、風に吹かれ。
ツアーの最後「…泣きました」と言ってくださった方も。
そう…涙があふれるほどの美しい時間なのです。だから僕は、このツアーをガイドするのが好きなんです。
昨日、今日と連日ホタルツアーにお越しくださった方もいて、幸せな気持ちでガイドしていました。
今日流れた涙も、昼の大雨も、ホタルや私たちが飲む水も、全ては海からもたらされる。そんな水のつながりを感じる一時でもありました。
はじめてお会いする人たちが、みんなでいっしょに、同じ時をわかちあう。
一体感に溢れ、個々に感じることは違っていて。穏やで和やかで。日常では体験できない時間です。
明日はどんな出会いがあるでしょう。楽しみです。今日もありがとうございました!