雨がふり、そして晴れ。また雨が振り、風がすさび…。
石垣島は、風と雨の季節に入ろうとしています。
お店の下の海にも、風にのってやってきた漂着物がたくさん。
わずか2〜3日で打ち寄せられたプラスチックです。
ゴミを拾うのは小潮の日と決めています。
大潮のように水位(潮位)が高くなる日は、いくらゴミを拾っても、拾っていない場所から、拾い終わった場所へとゴミが流されて再び汚れてしまうんです。
全部拾っても、2週間もすれば元通りゴミだらけになってしまうんですが。。近くに住んでる人もやってくれればいいけど。だれもやりません。
海沿いに住んでる人は、こうしたゴミの量は見慣れたものですよね。
でも、そうじゃない人には衝撃的じゃないでしょうか。海に向かうヤドカリたちも、近頃はゴミの山を超えなきゃいけません。
生きものたちの足跡を見ているのはとても面白いです。これはカニかな?
これは夏の写真。ゴミひとつなくきれいでしょ?
沖縄の海が本当に綺麗であるために僕らができる事はなんだろう。そんなことを考えながら今日も散歩してました。
プラスチックは私たちの生活を豊かにしてくれます。でも使い捨ててしまえば、沢山の生きものの生活を壊してしまいます。
レジ袋をもらわずにマイバックを使う。そうすれば、ゴミが一つ減る。洋服メーカーのパタゴニアは有料のレジ袋すら撤廃したそうです。レジ袋が無ければ、レジ袋が海に流れることはないし、ゴミとなって打ち寄せられることもない。みんなそうすればいいのにな。
ペットボトルや食品のトレーだってそう。お金を払ってゴミを買い、お金を払ってゴミを捨てる。
これって「豊か」なんでしょうか?
誰かがまとめてゴミを捨てて、それがどこかに流れていって、遠くの貧しい人たちがそのゴミを回収している。そんな世界は決して豊かとは言えないでしょう。自分本位な社会から逸脱する時が来ているんだと思います。社会や政治が変わるのを待つのではなく、自分自身から変わるのです。むしろみんなが変わることが社会や政治を動かす力になります。今の時代をさらに良くし、未来に引き継ぐために。みんなのちからで…。