今夜もホタルを見に、夜の森へとお客さまをご案内しました。空は一面の曇り空で、ホタルを見るには丁度いいお天気です。
車を降りてすぐ見えたのはヤエヤマオオコウモリ。頭上の木にとまってガサゴソと何やら食べ物を探している様子。みんな興味津々でその様子を見守ります。
ホタルを見るための約束事をお話ししたら、早速森へ。
段々と暗くなってきて、最初の一匹が光り出しました。
お客さまのまわりと飛交うヤエヤマヒメボタルたち。穏やかな時間が過ぎていきます。
ホタルはどんどん増えていき、、気づけば広い道の隅々にホタルば飛交っています。
山の奥から沸いてくるようなホタルたち。
初めてホタルを見る方は、「感動しました」「あんなに強く光るんですね」と嬉しそう。
写真を撮りに来たという方は「うちの地元の方がいっぱいいるよ」と誇らしげ。ここよりもホタルが沢山いる場所が日本にある、そんなお話しを伺うだけでわくわくしますね。
そして、さいごに「ゆめの中のような時間でした」と言ってくださった方も。
いいことばですね。夢の中のような時間。
.. ずっと見ていたいような、
.. 醒めたくないないような、
.. 子守うたを聞いているような…。
このホタルを見続けて10年になりますが、このホタルたちをどんな言葉で表せるかずっと考えて来たけれど。このホタルたちに、ぴったりに言葉だと思います。
又いつの日か、夢をみにきてくださいね。その日まで大切に見守り続けます。ありがとうございました!