24日も沢山のお客さまをお迎えしたホタルツアー。昨日はホタルが全く飛交わなかったので、「今夜も少ないかもしれない」とお伝えしてのスタート。
今日はホタルを愛する物理の先生もお越しくださったのですが、いざホタルを見ようと出発すると「あそこにオオコウモリがとまりましたよ!」と先生。
見つけてくださったオオコウモリにみんな夢中。見慣れない大きな生きものとの出会いは一瞬ですが、それを見逃さない先生もさすがです!
その後も和気藹々とツアーは進んでいきます。
そして、最初の一匹が光り出してすぐ、
「…うつくしい!」と、お客さまがひとこと。
隣のお子さんは「めっちゃ光ってるー!」と嬉しそう。
先生は、「(今日は)大丈夫ですよ!(一杯飛びそうですよ)」と励ましてくださいます。本当にお優しい方です。。。
すると、あきらの目の前を飛んでいたホタルが、右上から左下にかけて、60㎝ほど斜めに直線に光って、まるで流れ星が落ちたように、消えました。
コウモリの補食でしょう。初めて見ました。ホタルは毒があるし発光もするのでコウモリには食べられないはずですが、もしかすると、コウモリの幼獣がはじめてホタルを食べた瞬間(ファーストコンタクト)かもしれません。きっと美味しくなくて「もうやめよう」と学習したのでは。
ホタルもどんどん増えていきますが、そんな中、地面でメスが光り出しました、が、オスは中々メスの所に近づけない。風に飛ばされてしまったり、メスが葉陰に入った瞬間見失い、追うのを止めてしまったり…。
「ヤキモキしますね」先生とふたり、ひそひそ笑い合います。
アメリカから来たお客さまは、うち(アメリカ)にもいっぱいいるけど、こっちの方が多い!と興奮気味。
「こんなイメージじゃなかったね」「すごいよね」とささやき合うお客さま。
「お隣の方と距離をあけるとホタルが間を通りますよ」とお伝えすると、すぐにホタルが私たちの間を飛交うようになって、「星空の中にいるみたい」と、嬉しそうな声が聞えてきました。
途中、レンタカーが通ってしまい参加者の皆さんからは「あぁ〜」と悲痛な声が。
ホタルを見に来る方だけではないとは思うけれど、「ここに行くと見れるよ」という無作為な情報提供をする最近のブログサイトやインスタなどの影響で、レンタカーは確実に増えていると感じます。ホタルにどれほどの影響を及すかは、未来ホタルが減った時に初めて解る、そんな状況は避けなければならないと思います。
「守ってほしい」「また来たときに沢山いたらいいな」というお声がけもよくいただきます。
私たちがホタルを理解して、ホタルに合わせた行動をするようにしたら、もっとホタルが増えるかもしれませんね。そんな未来をみんなで作っていきましょう。
今日は100〜110匹ほどがピーク時に飛交っていました。沢山のホタルたちとの出会い、楽しい時間はあっという間ですね。
今夜も石垣島の森に遊びにきてくださって、ありがとうございました!又いつの日かお会いしましょう。