昨日に引続き、SUPプロの3名の皆さまをご案内しました!
秘密の小さな入江を出発して向った先は外洋のサンゴ礁。台風22号の風やうねりが入ってきているので、上級者しかご案内できないスポットへ!
飛込んだ瞬間に目に入ってきたのが「ネムリブカ」。凍り付くお客様(笑 そしてこんな時に限ってバッテリー切れの私のカメラ(泣
見たサメは「ネムリブカ」という小型のサメで、決して怖い魚じゃ有りません。人に危害を加えることもないし、見慣れるとカワイク思えて来るほど。こちらに興味があるようで近付いては離れてを繰返し、いつのまにか居なくなってしまいました。
「サメと一緒に泳いじゃったよ。石垣スゲーなー!」
「あの大きさ(1m)でもサメでしょ。水族館と違ってガラスないもんね」
初めて見るサメに大興奮の皆さん!そして、サメがいなくなって辺りを見回すと一面のサンゴ礁と魚たち。。。
「石垣ってこんなにきれいだったんだ。いつも離島に行くけど、離島よりきれい」
1時間ほどシュノーケル。ほとんど泳ぐことなく、のんびりと浮んでいました。サンゴ礁を見たり魚を見たり、岸際で割れる波を見たりと本当にいい時間。
リーフブレイクでSUPサーフィンへ!
帰りがけ「波乗しますか!?」とご提案。速攻で波間に消えていくお二人。風も強いし、何より「砂地と違ってタイミングがわかんないよー」と、初めてのサンゴ礁の波は難しかったようです。私もちゃっかり波乗を楽しみました^^
波乗を終えてクタクタになって浜に上がると、みんな(疲れ切ったような)すごくイイお顔で
「すごい!石垣すごい!」
「石垣じゃなくこの場所(浦底湾)が凄いよ」
「ここも石垣の一部だから石垣でいいんだよ」
「ガイドが居ないとこんな場所わからないよね」
「こんなに面白いと思わなかった」
とこの場所を沢山褒めて頂きました!私のだいっすきな場所なので、こうして遊びなれている皆さんにお褒め頂けるととっても嬉しいです^^
お昼は事務所に戻って八重山そば定食。おなかいっぱいになる程おかわりして、軽く居眠り。そして、ごはんの写真は撮り忘れました。やー、波乗するとお腹すきますねホント。
午後も別のサンゴ礁スポットへ!
このスポットはツバメウオの群れがいるんです!
デバスズメダイの群れは絶好の写真スポット。
クモガイをゲット!
「小さいサンゴ見つけると、頑張れ!って思う」と、海が大好きなお客さま。とっても嬉しい一言!
↑どれくらい海が好きかというと…「誰かと一緒に海に行くと、本当はもっと居たいけど、その人に気を遣って帰らなきゃ行けなかったり。でもこの人たちと居るとそれが無いし、何なら僕よりもずっと海にいるから」と、ずっと仲の良く毎年のように海を旅しているンだそうです。そんな関係、素敵ですよね。いいなぁ。
シュノーケルやサーフィンでたっぷり遊んだ後は、植付けたサンゴも見ていただいて、サンゴにも興味を持って頂けて嬉しいっ。
「なんか色々学べちゃったね」
「ほんとすごいわ石垣」
「こんなに長い時間海で遊んだの初めて」
「次回はマンタ・リベンジだね!(以前マンタ見れなくて>)」
「また来ます!」とすごくイイ笑顔でお別れして、明日からは離島に行くそうです。台風の影響なくいっぱい遊べますように。ありがとうございました〜!
サメについて
ネムリブカは沖縄やハワイなど、太平洋全域に住む夜行性の小型のサメ。夜行性のため昼間はサンゴ礁の隙間で寝ていて、夜に活発に狩りをします。彼らは弱った魚を食べることもあるため、サンゴ礁の資源管理的な役割も担っているはずです。好奇心旺盛なので近寄ってくることもありますが、彼ら(サメ)も私たちのことが怖いので、触れるような距離まで来ることはありません。
今サンゴ礁沿岸のサメはほぼ全種類が絶滅危惧種。その理由はフカヒレの原料として、中国が世界中の漁師から爆買いするから。ヒレだけを切られて生きたまま海に捨てられるサメも多いと言われていて、怖いのはサメではなく人間であることは言うまでもありません。
とは言っても、海ではじめてサメに出会うと緊張しますよね。やっぱりテレビなどの影響で「サメ=怖い」と擦込まれているからでしょうね。
マンタなんて横幅3m以上もあるのに全然怖いと思わないし、むしろカワイイですよね。サメも見慣れるとかわいいです。これは決して変な感覚ってわけではなく、見慣れた生きものたちを身近に感じること、有りませんか。そういうのだと思います。
動物による事故だったら犬に噛まれる件数の方が遙かに上。事故という数字で見るとサメより犬の方が危険になっちゃいます。でも犬かわいいですよね〜。うちも2匹いますが、噛みません。噛まないと思います。噛むような行動をこちらがしたら噛む…かも知れません。サメだって同じで、やっぱりかわいいんです(笑
あ、危ないサメには近付きませんよ。イタチとかメジロとかは苦手です。私は大きいの苦手。笑