私たちがサンゴ礁を調べる訳(中編)

2008年頃の石垣島富野のサンゴ礁

台風の影響が強い石垣島。波がとっても高く、今日もマンタツアーとSUPツアーは中止になってしまいました。
雨の日を楽しむプランをお客さまに聞かれたりと、朝から事務スタッフも電話対応に追われています。

昨日のサンゴ礁調査の続きです。

私たち「りんぱな」がなぜサンゴ礁を調べているかというと、それは私たちのライフスタイルだからです。

また別の機会に詳しく書きますが、サンゴ礁は地球にとって無くては成らない存在なのに、最近になってサンゴは2040〜2050年頃に絶滅するだろうと言われるようになりました。サンゴ礁が無くなると、海へのダメージがとても大きいんです。それは、私たち人間の生活にも直結することになります。

2008年頃の事務所周辺のサンゴ礁

2008年頃の石垣島富野のサンゴ礁
2008年頃の石垣島富野のサンゴ礁

りんぱなの事務所の前の海は、10年前には文字道理足の踏み場も無いほどのサンゴ礁でしたが、7年ほど前にある生きものに食べられてサンゴが全滅してしまいました。でもその場所、今すごいんです。この6年で50%近くもサンゴが回復している場所(写真左 St.03)もあって、そこはあと数年あれば元の景色以上の場所になるかもしれません。でも写真右の(St.04)ようにまだ全く回復していない場所もあります。

2017年の再生中のサンゴ礁(St.03)と、再生されていない元サンゴ礁(St.04)

2017年の回復中のサンゴ礁
オニヒトデに食べ尽くされたサンゴ礁

「前はもっときれいだったよ」と島のいろんな方からサンゴの昔話を聞きますが、でもどれくらいきれいだったかを知る術はありません。だから、私たちはサンゴ礁の現状を定量化(見える化)することで次の3つを実現しようとしています。

私たちがサンゴを調べる理由
1,現状を把握する。
2,そのデータを元に美しいサンゴ礁をもう一度蘇らせることはできないかを考える。
3,記録することで現在の状況をデータとして、未来に引き継いでいく。

ガイドの幹と、来年インターンに就く予定の碧。St01,7月末の調査風景

夏に調査を一緒にやった、幹と碧

サンゴ礁の調査をしているときによく聞かれることがあるんですが、、

その続きはまた明日!別に引き延ばすほどのことでもないんですが、文字が多くなっちゃうので…^^;
それでは良い週末を。

サンゴ礁調査・データロガーの設置へ(前編)
なぜサンゴ礁を調査するのか(中編)
海で生きる、私の生き方。サンゴ礁調査(後編)

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