今夜も石垣島の森の中へ行ってきました。素敵でしたよ。沢山のホタルたち。今年一番の日でした。数にして、100匹〜120匹…もうちょっといたかな。ホタルが沢山居た理由は 「お天気が悪いから」。しとしと雨の降る晩でした。
小雨が降る森のでホタルに囲まれるのは幸せです。それに、いろんな声が森にこだまします。フクロウ(リュウキュウコノハズク)の声、カエルたちの優しい歌に虫たちの合奏。毎日聞いていても聞き飽きる
ことのない音色です。「ホタルが見たい、って目的で参加したけど、ホタルだけじゃないんですね。いろんな生きもの気配(声)がしたり、匂いがしたり、沢山のことを感じられて予想以上です」と嬉しそうな声も。
「注意深く自然の中を見たことがなかったけど、こうしてみるといろんな発見があるんですね」という方も。ガイド中、目をつむっていただくことがあります。目をつむると、生きものたちの息づかいがつたわってくるようです。
途中、ヤエヤマヒメボタルの交尾も見られて、なかなか無い機会に(交尾の瞬間は1シーズンで10回見られれば良い方です)喜びを隠せませんでした (*ノv`)
「日頃すごい明るいとこに暮らしているんだな。真っ暗な場所にいると、ホタルの灯りが明るく見える」 とおっしゃったお客さまのことばが、心にひびきました。そうなんです。ヒトが生きる環境は夜でも明るすぎます。米粒ほどのホタルたちが大昔から命をつないでこれたのは、「真っ暗な環境があった」から。これが最大の理由でしょう。私たちはその環境に手を加えては成らないと思うので、明かりがでないように皆さんにお願いをしていて。今夜も、ご協力いただけたことがすごく嬉しかった。ありがとうございました!