サンゴを守るプロ達の会議。石西礁湖自然再生協議会、学術対策WGに参加しました

第17回石西礁湖自然再生協議会に行ってきました。
大学や環境省、港湾など、海関係の人達が沢山あつまって、
石西礁湖(せきせいしょうこ)と呼ばれる、日本で一番大きなサンゴ礁の
最新情報を交換しあっていました。

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先日も書きましたが、オニヒトデがどのように増えつつあるかを調べるために、
「オニヒトデの発生をシュミレートする凄いシステムを開発中だ!」とか
「オニヒトデの幼生(ミリ〜1センチ程度小さいもの)が食べたものを調べてます」、
「どーしても、あるタイプの褐虫藻だけが培養できない…」、
「実はこのサンゴ、1種類かと思ったら似てるけど違うのがいて…!」、
「この魚、産卵する時に集まるんだけど、周囲の景色を見て集まってるかも。だからサンゴがなくなると産卵場所に行けなく成っちゃうかも」などなど。

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と、めちゃくちゃ砕いて書きましたが、こんな感じ。
頭フル回転させないとついて行けない会話。
おまけになにでみんなそんなにはやくちなの!(笑)

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東京工業大学の灘岡先生らによるシュミレーションの経過報告。
一昨年の学会で発表されましたが、サンゴのポリプレベルでのモデルを作ってるそうです。ポリプレベルものものから、今ではオニヒトデ発生メカニズムの解明のために、餌環境を再現する物質循環のモデルも作って、組み合わせて動かすんだそうです。いろーーんな面白い話を聞けました。
りんぱな(内藤)も、東工大、灘岡先生のご協力をいただき、地元でグループを作って海の透明度を調べています。僕らは「地元で息の長い海の調査活動の基盤を作る」ことを目的に動いていて、解析などは灘岡先生ら東工大にお願いしています。
ありがたいです。サンゴの勉強をしようと思ったら、こうやって最前線の話を教えて頂くことができるんですから。勉強ってほんと楽しい。

難しい話を聞くと、ん〜。自分も何だか頭がよくなった気がしますが、
きっと明日朝起きるとまたふつーーの人間に戻ってます(笑)
ミスチルの曲でそんな歌がありましたね。

さ、明日も朝から難しい会議です。
これをかみ砕いて自分のものにするのが、やー、一苦労。
明日も頑張って自分自信に通訳します(笑)

あきら

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