「帰るのが惜しい。ずっといたい」と思う、あたたかなホタルツアー.

昨日のホタルツアー、とっても、あたたかな時間を過ごしました。

夜の森の中はいろ〜んな生き物の声がして、私がツアー内容の解説をする3〜5分の間に、
生き物たちの声がどんどん変わっていくのです。
9日に初鳴きを聞いたイワサキヒメハルゼミの声がゆっくりと小さくなり、
アカショウビンの声やフクロウたちの声が聞こえます。
そんな生き物たちの声に、みなさん聞き入っていました。

闘牛の写真、石垣島。

通り道にいた、闘牛!

ホタルの場所に移動すると、あたりはゆっくりと暗くなってきて、
あっ…光った!」と、お客さまが最初の一匹が光るのを見つけました。

石垣島のホタル

時間とともにゆっくりとホタルが光り出す。

ホタルたちの数が増えるにつれ、お客さまの声が「笑顔」になるのが解ります。
(真っ暗で顔は解らないけど、口角のあがった嬉しそうな声が聞こえるのが、私の楽しみでもあります)
「(本州で見るのと)色が違うね」「すごいきらきらしてる!

石垣島のホタルのツアー

まだあたりには陽の光が残っていて、なんとなく薄明るい。

「来てよかったね」

しばらく経ってから、来て良かったねって、ぽつりとつぶやいたお客さまの声が聞こえて、
私も、嬉しくなります。
ホタルの数も凄い!この4月で今日が一番沢山飛んでる日。
ここ2週間は天候が安定せずに、ホタルが全く飛ばない日も数日ありましたが
(とても珍しいコトです。ツアーは中止にして、私ひとりで行きましたが)
やっと、みんな帰ってきた感じ。嬉しい。

ヤエヤマボタル

暗くなるにつれて増えていくホタルたち。ピーク時を過ぎたあたりの写真

最後はフクロウを見にちょっと移動します。
今日もフクロウを探すけど、なかなか出てこない。いつもはスグ出てくるんですが。
しばらくすると、私たちの頭上を「ヒュッ」と飛ぶ物陰が。
見ると、いました「セレベスコノハズク(フクロウ)」です。

ヤエヤマボタル写真

かなり黄色い色のヤエヤマボタル。ピーク時には1000匹ほど飛び交っていました。

いた〜!!」と嬉しくなって見ていると、後ろからもう1羽やってきます。
最初に飛んできたフクロウのすぐ横の枝に止まって甘えるような鳴き方をしています。

「フクロウのカップルです!」

一昨日見に来た時は独りもんだったけど、無事にメスと出会えたようですね。
これからしばらくはラブラブな2匹が見れるかも!!
オスがメスに口移しで餌をあげる様子が見れたらいいな〜。(ちょっとラブラブすぎてイタいけどww)

そうそう、ホタルを見ている途中、参加された赤ちゃんの声に、フクロウが 5羽も集まってきたんですよ!
(ライトをつけれないから)姿は見えずとも、すぐ目の前の樹にフクロウがいるのが解ります。
やっぱ、すげーーなー。赤ちゃん。すごい力もってるなって、思いました。

石垣島の星の写真

星もすごくきれい!シリウスの輝きがとっってもきれいでした!

最後のまとめでは

「初めて見るホタルの光に感動しました」
「自宅の近くで見るホタルとちがい、チカチカと光って幻想的でした!」
「人間の光で絶滅してしまうなんて(私のガイド中の話を聞いて)しらなかった」
「生まれて初めての光の数で、想像以上! 月明かりの明るさや生き物の声、川のせせらぎ、どれもいい。
 自分たちだけではできないし、嬉しかった!」
みなさん嬉しいお言葉をいただきました。
私も、皆さんと一緒にホタルを見て、この時間を一緒にすごせて、幸せでした!

帰りがけ、車に乗り込む前に川の音を聞きながら
帰るのがもったいないね〜」「ずっといたい」というお客さまの声。
私も、そう思ってました〜(笑)
山の中をガシガシ歩いて…というわけではなく、「森林浴」に良くようなツアーなので、
の〜んびり山の中で気持ちの良い時間を過ごすツアーです。なんとも穏やかな気持ちになる素敵な時間。
皆さんも、石垣島に来たら、ぜひりんぱなのホタルツアーに遊びに来て下さい!(笑)

追伸:

小さなお子さんをお持ちのご家族の方、お子さんが「泣いちゃったらどうしよう」と皆さん気にされるんですが、
ぜーーんぜん大丈夫。赤ちゃんは泣いているように聞こえますが、僕ら同様におしゃべりしてるだけです。
ホタルを見てるとき、フクロウを見てるとき、泣いてもいいです。だいじょーーぶ。
今日なんてその声でフクロウが集まってきたんですから。
赤ちゃんやお子さんが多い日のツアー、私は結構好きですよ〜(実は以前小児科に勤務してたし〜)。

あきら

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