BLS講習へ

3連休でお客様からの要望が最も多い日なのに、お休みをいただいて講習を受けてきました。
アメリカ心臓学会(AHA)基準、日本ACLS協会が主催する、BLS(一時救命措置)の講習会です。
主に医療従事者を対象としたコースで、一般で受けられる一番専門的なコース
(BLSヘルスケアプロバイダーコース)です。

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これ受けに関東に行こうかと思ってたら「石垣でやる」っていうんで
かなり早い段階で予約してたんです。5月くらいだったかな。

この講習は、知り合いの救命士さんも「いいなぁ。受けたかったけど(定員)いっぱいだったんだ」

と残念がる内容で、9時半〜16時まで、とにかく学んで実戦するの連続。
「いい講習内容だよ」って救命士さんが言うの、納得です。
すーげー早いんだもん。あっという間に、「え、もう1日終わり?」ってかんじ。
心臓マッサージやAEDの使い方はもちろん、新生児〜成人にいたるまで全年齢への対応を学びます。
頭で学んで、体で実戦して、指導していただく。本当にいい講習会でした。ありがたい。

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ちなみに、今年はACLS協会理事が石垣島のかりゆし病院の院長に就任されたのを記念しての会で、
何と何とトレーナー6名に加え、ACLS理事の先生方(基準を作る方々)も5名いらっしゃって
とても豪華な研修でした。そんなお偉い先生方に恐れ多くもいっぱい質問もできて、やー嬉しかった。

「何でこれ参加しようと思ったの?」と何人かに聞かれましたが、
以前ガイド中、別のショップのゲストで心停止された方と遭遇して、一時救命をお手伝いしたんです。
残念ながらその方は海に還られましたが、
その時私は1秒の無駄もなく動いたし、自分が出来る事は全てやりました。
日頃、消防で習っていてよかった。

でも、私はもっと学びたい。
野外では、自然の中では何があるかわかりません。
医療設備が整った院内での突然の心停止とは違います。
院内よりも、もっと素早い行動が要求されます。
だからこそ、まずはプロが学ぶ物を学びたかった。
受けて良かったと思います。

若干黄疸っぽいw 窒息してるチャーリー君。

今回の受講者で、医療関係者以外は私を含め2名のみ。
他の方はみんな医療関係者の方でした。

私も看護師さんとペアになって1日に講習を受けさせてもらって、
正直、私なんかでいいのかなって。申し訳なく思っていて。
実技でも助けて頂いたし、道具の使い方も教えて頂いたし。
ありがたい。ほんとありがとー!って。ずっと思ってました。

事故がなくなればいいって、思います。
でも、必ずどこかでおきると思っていて、現にそうでした。
「起きない」って思っている人は、私は「それはない」って思う。
たまたま起きなかっただけかもしれない。
起きるかもしれないから、危険予知や、対策(マネジメント)をする。

これは、いくらやっても、きりがありません。
あぁ、自分の技術をもっともっと高めていかなきゃ。

ある人が「そこに人がいるから事故がおきる」って。
事故は、海も、山も、里も、同じです。
野外活動での事故は、交通事故に比べれば遙かに低い。
それは、ガイドなどがリスクマネジメントをして、
起きうる事故を予め防いでいるからだと思うんです。

いつまでも、楽しく自然の中で過ごしたい。
自然の素敵なところをもっと伝えたい。
そのためには「安全に近づける努力をひたすら続ける」ことが大切だと考えます。

私が野外でいつも心がけていることは、3つ。
・過信しない。・落ち着いて見る。・楽しい思い出だけを作る。

ずっとずっと、ガイドでありたいなって思います。
なんか言いたいことがまとまらないけど、いいや。

あ、ちなみに学科は、久しぶりのクーラーに眠気を襲われながら2問間違えてしまった。
1問は読み違い。幼児と乳児を読み間違えたけど、よくありませんな。

もう1問は、失態。眠気に誘われて最後の最後で「いや、やっぱこっちだ」と訂正してしまい。
ま、本番(実際の事故の現場)じゃなく、テストでよかった。
実技は勿論合格でした。

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講習終了後、いつものビーチにいったら夕日がきれいでした。
心が洗われるなぁ。

 

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あきら

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