ヤエヤマボタルの交尾を見た!石垣島のホタルツアー

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タイトルにあるように、今夜のホタルツアーではお客さまと一緒に、
数百匹のホタルの乱舞だけでなく、ヤエヤマボタルの交尾も見ました。

このホタルの交尾をツアー中にお見せできるのは、もしかしたから、
この先ずっと長いことホタルツアーをする中で、今日だけかもしれません。
とっても貴重な、大切な瞬間を、皆さんでわかちあいました。

ヤエヤマボタルの交尾と、メスの光に見入ったホタルツアー

昨夜は気温低下のためか全く姿を見せなかったヤエヤマボタル(シーズンは今です)ですが、
今夜は少しづつ光が増えていき、いつものように数百匹のホタルの乱舞を見ることが出来ました。

でも、今日はいつものホタルの乱舞の写真はありません。
実は、ホタルの交尾の瞬間を撮りたくて、ずっとメスにカメラを向けていたんです。

ヤエヤマボタルの交尾の写真

いよいよ、ヤエヤマホタルの交尾が始まった

昨夜つかまえたヤエヤマボタルのメスをフィールドに連れて行き、
枯れ葉の上に移動させてオスの到来を待ちました。
もちろん明かりは一切つけません。
ホタルはオスメスが出会うためのコミュニケーションのために光ります。
周りが明るいと会話が出来ないので、光りません。シンプルでしょ。
だから、ホタルより明るい光は一切付けずにツアーをしています。

草むらの奥の方ではホタルが沢山光っていますが(暗いから)
メスを置いた場所は空の明るさが差し込む歩道。
だからなかなかメスも本気で光りませんが、暗くなるにつれて、その光が強くなってきます。

何度かオスが近くに降り立ちましたが、メスが本気で光っていないので
場所が解らなくて飛んで行ってしまいました。

それから数分、やっとオスがメスに抱きつきました。
今まで知られている交尾までのプロセスとは、やはり明かに異なりました。
実は、生態がほとんどわかってないホタルなんです。

交尾が終わりかける時間(昨年、交尾に要する時間を調べていたので)に
そっとライトをつけ、急いで何枚かの写真をとりました。
光に照らされても、このカップルはじっと寄り添ったまま。
「ごめんね。撮らせてね」

私も、この交尾を見るのは、今年は今回が最後かもしれない。
せっかくなので、赤い弱い光を付けて、他のお客様にも見ていただきました。
「えぇ?どこ?(笑)」
「えー、小さい!」
地面に両手をついてのぞき込むようにしないと見えないホタルのカップルに、
皆さん驚いていました。(二つの米粒ほどの大きさの生き物なんです)

一期一会という言葉がありますが、まさに生き物との出会いがそうなのかもしれません。
もし昨日、私が「ホタルがいないや」と諦めて3分早く帰っていたら
メスは見つからなかったんです。こういう出会いに、本当に感謝。

ガイドのために調べるのですか?と聞かれたのですが、
その通り。間違ったことをお伝えできないし。
でも一番の理由は、この場所が大好きで、このホタルたちと、この場所を守りたいからです。
どんな生き物か解らなくては、守れない。お互いにわかり合えれば共存できるんです。

「ホタルのオスとメスの愛と同じように、あきらさんのホタルに対する愛も…」って
お客さまが、最後に感想を言ってくださいましたが、ずっとメスに夢中になっててすみません(笑)

今日のお客さま!

ホタルを見ているときは曇っていたけど、最後の帰り道で急に空に晴れ間がでて、
みなさん満天の星に大喜び!感嘆の声のなかで「うつくしいー!!」って叫び声も聞こえます!

今夜も皆さんと一緒にホタルを見ることができて、嬉しいです。
最後に拍手もいただいて! この仕事ができることが幸せです。

ありがとうございました!
ずっとこの先もこの場所でホタルたちが光りつづけられるよう、見守っていきます。

(あきら)

追記:

こないだホタルの写真を撮っている人とお話していて「日本中、ホタルのきれいな場所はどこも立ち入り禁止だよ」っていわれました。えーーー?でしょ。そんなのおかしいですよね。
その人はホタルが光る最中でも平気で車を走らせるし、カメラの明かりもつけるので、以前から「控えてくれないかな〜」って思ってる人でした。そういう事をする人が増えるから「ホタルを守るために立ち入り禁止」にしようってなるんだと思います。
私がやりたいことはそうじゃなくて、みんなでこのきれいな光見ようよ!って事なんです。
ある人に相談に行ったときに「見せないと守れないよ」って言われて、すごく良い刺激をもらいました。
「閉鎖して、人入れないようにしてて、その貴重な光景を誰も知らなかったら、開発されて何もなくなるかもよ。みんなで見て貴重だなって思うから、残せるんだよ」あー、そうだなーって。

ホタルは、求愛のために光ります。オスもメスもお互いを探すために光って、お互いを見つけたら、数十秒〜1分後には交尾が始まります。子孫を残すために光るんです。私たちだって、騒音がいっぱい有る場所で合コンなんかできないじゃないですか(笑)ホタルより明るい光は、ホタルにとって騒音以外の何者でもないとおもうんです。

どれくらいの明かりをつけても大丈夫なのか。何時から何時まで光りをつけなければいいか、調べてみないとわかりません。これからもそんなことを調べていきたいと思います。でも、そんなことを調べなくとも、みんなが「見させてもらう」っていう優しい気持ちでホタルに接せられたら、最高ですよね。

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