ツアー最後にお見せしているスライド(島の風景写真)

石垣島の天の川

写真について
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こんにちは。ガイドのあきらです。りんぱなのエコツアーに参加してくださり、ありがとうございました!ツアー中にお見せした星や海の写真をお届します。

上の写真は、2018年7月、お店の上で撮った天の川です。

お店からの眺め

うちのお店は、海に飛出した岬の上にあります。周囲は森や草原。岬の先端に立つとこんな景色が見渡せます。

15年前に撮影したサンゴ礁。上の写真から見える、1番奥の色あざやかな場所で撮りました。

同じ場所です。そこは今、、、

こんな風になってしまいました。。。

どうやら、うちのお店の下だけでなく、世界中の海で同じ現象が起っているそうです。

原因は、温暖化などです。

以前のような美しいサンゴ礁に戻したい。でも、温暖化を止めるのは自分一人ではできない…。

自分に何ができるだろう。それを探すために海に出る日々(活動ブログ想い)が続きました。

ある冬、「陸から流れる土砂に細菌が沢山いて、サンゴを病気にする」と専門家に教わりました。この写真は、台風が通過したあとのお店の下の海です。

次の年、表土を流出させないよう海岸沿いの休耕地に植樹をしたり、沈砂地を掘りました。

この活動はローソン・国土緑化推進機構・樹木環境ネットワーク協会・医療関係の方はじめ個人の方からのご支援をいただきました。

その対策あって多少の雨では濁らないようになりましたが、大雨や台風には、まだ敵いません。更なる手立てが必要です。

コーラルネットでサンゴ移植

同時に、お店の下の海で「サンゴが元気に生きることができるか」を知るため、サンゴを植えることにしました(2018年8月撮影)。

役所から特別な許可を得て、鹿島建設さんから自社開発のサンゴ移植基盤 ®コーラルネット(写真の編目状基盤)をご提供頂き共同研究をはじめました。(2018年8月撮影)

4月8日に撮影。一冬で大きく成長しています(固定しなかったサンゴは台風や海流で全て流されてしまいました)。今年一年かけて、成長量の測定などを行い当ブログで公開します。

サンゴは栄養を沢山放出するので、プランクトンや魚が集ります。

カヌーで20分ほどの外洋では、自然とサンゴが復活してきている場所もあります。

ですが、海は問題が山積みです。

2017年の冬、お店の下のビーチです。拡大して見て下さい。

このゴミは、アジア諸港から流れ着いたもの。ニュースでも大きく取上げられました。

「海は、ひとつ」なので、私たちのゴミはハワイやアラスカへ行き、沖縄を通って本州にも帰ってきます。出典:海上保安庁資料

また、こうした石油由来のゴミは太陽光に焼かれて細かく分解され、サンゴを病気にするという報告もあります。

家の周りのゴミ、いっしょに拾いましょう!皆さんの好きな沖縄の自然、世界中のサンゴ礁を守れます。

▸ なぜ家の周りのゴミを拾うか

このページを見ている日本中の「りんぱなのお客さまが」みんなでいっしょにやれば、海はそれだけキレイになるんです。みんなで、つながりましょう!

わたしたちのお店のロゴマークでもあるアジサシは、4000kmの旅をして、毎年5月に石垣島にやってきます。初夏には子育てのために沢山の魚を採って巣に持帰ります。

わたしたちがサンゴ礁を守ることは、この鳥の命にも、

私たち自身にもつながります。

実はサンゴ礁って、海の面積のうちたったの0.1%しかないんです。そこに、海の生きものの1/4が棲んでいます。

サンゴ礁がなくなると、海そのものが変ってしまう…。
海の環境が悪化することは漁獲が落ちるだけじゃないく、世界経済へと波及する大きな現象です。

サンゴ礁を守ることや海を知ることは、自分につながることなんです。

私たちヒトは、変化を好む生きものです。

常に新しい時代を見据えて世の中を豊かにしてきました。先輩方がこれだけ豊かな世界を作ってくれたから、私たちは次の世代のため、よりよい生活の場(環境)を残すべきではないでしょうか。

ホタルやサンゴと私たちには、目には見えない確実な繋がりがあります。同じ水を飲み、同じ時を生き、同じ命を輝かせる、そんなつながりです。

旅から戻っても、沖縄、石垣島の自然とのつながり、ずっとずっとつながっていてくださいね。

最後までお付合い下さり、ありがとうございました。またいつかお会いした日に、美しいサンゴ礁とホタルたちが輝いているよう、わたしはいつまでも見守り続けていきます(あきら)

追伸:お店にも遊びにきてくださいね。屋上で星を見ながら飲みましょう〜!

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学校や企業、団体での海のお話しをしています

石垣島エコツアーりんぱなでは、小中高等学校向けの環境教育や、企業などへの出張講演も行っています。このスライド、実は学校や企業さんなどでお話しをさせていただく際の、20〜30分のものの一部です。

持続可能な生き方などが騒がれる昨今、「私たちが今後地球で生きていくためにどうすれば良いか」という壁に多くの方が行き当っていますが「一体どうすれば良いのか?」という具体的なゴールは目に見えにくいのではないでしょうか。

私たちはそのゴールをわかりやすく提供したいと考えています(例えば 学校ではESDを、企業さんではSDGsなど、今話題の手法を通じて)。興味がある方は呼んでください。サンゴ礁の現状を多くの人に知っていただき、実際に行動に移してもらうよう伝えていく。それが、私のゴールなんです。

2〜3ヶ月おきに関東に行くので、その時にタイミングを合わせて頂ければ伺います。今年も静岡から千葉まで、あちこちを巡ってお話しをします。

また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!(ご連絡はこちら rinpana(a)me.com / 090-8126-3209)