今夜は満月。
ツアーの幕開けを飾ったのは、山から昇る赤い月でした。
だんだんと増えてくる星々を眺めながら、星座の話や、八重山に伝わる星の話に耳を傾けます。
煌々と光るお月さま。
「月の光って、こんなに明るいんですね・・・空に電灯があるみたい」
町の中にいると、なかなか感じることができない月の光。でも、外灯がひとつもない自然の中にいると、満月の光の素晴らしいこと!
“満月の夜は、子どもが生まれる”
海では、サンゴやウミガメが産卵していることでしょう。
宇宙からの大きな力に導かれて、この地球の命がめぐります。
この日は特に、生きものたちの声がよく響いていました。
ホタルにも出会い、命の営みを感じるひとときです。
火星が、月の後を追うように東の山から昇ってきました。
その様子を見て、思わず拍手するお客さま。
「火星が見られて良かった!これを見たかったんです!」
この瞬間を、ガイドは待っていました。
火星が現れたことで、夜空を360°見渡すと、、、
金星・木星・土星・火星の惑星が、美しく並びました。
「すごい・・・4つの惑星が、きれいな弧を描いてる!!」
お客さまの嬉しそうな声、星たちも聞いていたでしょうね。
4つの惑星を眺めながら、ぽつりとつぶやくお客さま。
「そして、もうひとつの惑星が、この地球ですね」
そうなんです。私たちを乗せたこの地球も、他の惑星と同じように銀河系を回っているのです。
水の惑星、地球。
“命あるもの皆兄弟”
たくさんの命と同じ水を分かち合い、自然からの様々な恩恵を受けて、私たちは生きています。
そんなことを想像すると、おのずと湧き上がってくる優しい気持ち。
「ありがとう」
この地球に、そんな言葉を贈りたくなりますね。
これからも、皆さまにたくさんの素晴らしい出会いが待っていますように。
ありがとうございました!!