穏やかな南風の心地良い昼さがり、ふとお店の窓から遠くの海を見ると、リーフの北礁で波が割れていました。
良い天気。あぁ、海へ行きたいなぁ。そんな気持もあるけれど、海へは行きません。天気が崩れる予報が出ています。北のリーフで波が崩れはじめたということは、うねりが到達しているということです。天気の変化の予兆。前線でも降りてくるのか、高気圧の端がかかるのか。どちらにせよ事務所で事務仕事に追われる身である以上、天気の変化なんて全く以て気になりません(あ〜あ。昼間のガイドツアーも受付したかったなぁ)
天気が変わるんだなぁ、と思っていた矢先、真っ白だった曇り空の向こうから雷鳴が聞こえてきて、北方の海上で爆音を響かせ始めました。雨も振り出して、一面真っ黒な世界へ。バッキンバッキンまわりに雷が落ち始めたので、ホタルツアー中止の連絡を回して、物理的な回線を全て遮断します。うちの事務所周辺は、ほんとよく落ちるんです。
ONUのLANケーブルまで全て引っこ抜いて、、裏紙に手書きで仕事を続けましたが…暗くなるとシロアリたちが飛び始めました。お店の明かりを付けておくと次から次へとお店に飛び込んできます。お店の壁を喰いつくされるのはたまったものではありません。シロアリの皆さんの来店をお断りするために全ての電気を落とします(クーラーがないので、全ての窓やドアを開けっ放しにしておかないと暑くて仕事にならないのです)。こうなるといよいよ仕事にならなくなって、諦めてコーヒーをいれて、真っ暗な中手探りで業務報告書を書くのです。