今夜も、ホタルツアーへ。
雨あがりの森の中は、生き物たちの気配で充ち満ちています。
今夜はシロアリが沢山飛び交うかもしれない。
そんな事を話していた矢先、最初の1匹(シロアリの)が飛び出しました。
上空ではオオコウモリが。
「でけぇ!コウモリ?!」とお客様も嬉しそう。
足下には、ヤモリが何匹も歩いています。
何をしているのでしょうか(蛍に影響を与えにくい赤いライトで道を見ながら歩いていました)。
「ぱくぱく」っと、シロアリを食べています。
日本で一番小さい、ヒメアマガエルもいます。
口からはみ出しているのは、シロアリの羽。
赤灯から普通の懐中電灯に持ち替えると、苔むした道もきれいに見えますね。
口に1匹入っているのに、もう1匹食べようと必死に追いかけ回して、ぱくり。
アリばかりを食べるヒメアマガエルも、タンパク質豊富なシロアリに舌鼓をうっています。
シロアリの結婚飛行はいろんな生き物たちの命の源にもなっている。
そのシロアリを育むのは、朽ちた木々たち。植物は様々な命へと変わっていきます。
植物を育てるのは雨。海から昇る水蒸気がその源です。地球は、命でつながっているんですね。
そんなことを考えていると、ホタルたちが光り出す時間。
「すごい!すごいよ!」と嬉しそうな声が森に吸い込まれていきます。
「こんなに沢山いいないよ?普通」
本当にそう思います。石垣島のホタル(の量)は日本一ですから。
林内で飛び交うホタルを、じっくり眺め、
最後にりんぱな農園のバーブティーを飲んでほっと一息。
森の中は、湿度95%、気温25℃ 。そう思えないほど、さわやかな心地良い空気。
「まさかこんな森に来るとはね」
「こんな体験できないよ〜」とお二人で楽しそうに過ごされていました。
きれいなホタルを一緒に見られて、いっぱいお話できて私も楽しい時間でした。
ありがとうございました!
あきら