今夜のホタルツアーは、定員いっぱいの20名のお客様をお迎えしてのご案内でした。1年で一番混みあうゴールデンウィークはホタルのベストシーズンとあって、やっぱりみんな見たいですよね!今夜は150匹ほどのホタルが飛び交いました。
昨日同様、今日はちょっと狭いホタルスポットへ。広くて2〜300匹飛び交う場所もあるんですが、数字だけを見ればたくさんいるように見えますが、目の前に300匹いるんじゃなくて、なが〜い道の端から端までで300匹です。
今日の場所はとても狭い道なので、写真のように、手を伸ばせばホタルにすぐ触れられるほどの距離。お子さんたちもホタルに夢中だし、今夜はカメラを持ったお客さまも沢山。大人の皆さんもホタル(の撮影)に夢中でした。
昨年に引き続き今年も写真を撮りに来て下さった方がいて、毎年ご利用いただけるのも嬉しいですね。
「今日は途中からホタルが光る時間が短くなります」とツアー開始時にアナウンスをしたのですが、その理由は月明かりなんです。柔らかな銀色の木もれ日が差し込んで、地面を優しく照らすと、ホタルたちは光をいやがって森の奥へと逃げていくのです。
月の木漏れ日を見た女の子が「雪の上みたい(な色)」と、嬉しそうに光りを踏んでいたのが印象に残りました。
ヤエヤマヒメボタルを採ってお見せすると、「小さい!」驚きの声があがります。日本で一番小さいホタルですが、長距離を賢明に飛び交ってメスを探す様子に心打たれた方もいらっしゃられたのでは。
ホタルたちの乱舞が静まったら、星空観測所に移動して春の星を探しに。北斗七星(おおぐま座)からスピカまでの春の大曲線、シリウスをはじめとした冬の大六角など。ホタルだけでなく、星もとても美しいのです。
帰り道では光るキノコを見て、さいごは日本で一番小さいフクロウ(リュウキュウコノハズク)が すぐ頭上枝まで下りてきて、オス、メス 3羽で鳴き交っていたり、遠くでオオコウモリが飛んでいたりと、夜行性の生きものもしっかり見ちゃいました。
段々蒸し暑くなってきて、夜の森も活気づいているな〜と感じます。月明かりが明るいなーとは思うけれど、明日の夜もホタルがきれいでしょうね。このスポットにもまた来ようと思います。
今夜も皆さん、ありがとうございました!!