秋の朝

目覚ましよりも早起きした朝は、外に散歩にでかけることにしている。
今朝、外に出てみるとこんな景色が広がっていた。

空の色を見たとき、体がすぐには動かなかった。
寝ぼけているのもあるのだけれど、真っ青な碧の上に、ピンク色がのっている。
なんて素敵な色なんだろう…。

急いで事務所の屋根に登る。（夜露で湿ったトタンは少し怖いれど）

1にちのはじまり。
今頃、東京では駅のホームに人が沢山並んでいるんだろうし、
どこか遠くの海ではクジラが跳ねているかもしれない。
ぼんやりとそんなことを考えながら、写真を撮る。

海は穏やかで、海面は鏡のように凪いでいる。
しばらく海を見つめ、ふと朝焼けに目を向けると…もう、色が変わっている。
黄金色だ。

忙しい1にちがはじまった。