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お店の畑がくさぼうぼう 見ているだけでは野菜はできぬ
刈ろう刈ろうと思うけど 雑草に紛れてハーブが元気!
機械で刈れば簡単だけど ハーブもみんな、さようなら
手で刈るには広すぎるよ そんなこんなで半年放りっぱ
いよいよ重たい腰を上げ ワーレンホーを買ってきた!
ガシガシザクザクザクッ 土を切ると草の山ができたんだ
丸いこんもりした雑草山 頂上からは何がみえるのかな、
テントウムシさん 家を壊して、ごめんよ。
今日は生き物お引っ越し ごめんねありがとお引っ越し。
代わりに植えるね 美味しい野菜!
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夕方の1時間、僕はお店の畑を、隣りのおばーはその隣り(の自分の畑)を耕します。
ザクザクザクと、鎌とホーの音が交互する、のんびりした夕暮れです。
お互い何を話すでもなく、無言で「はー、この草どうにかならんかな」
って思いながら、草をむしります。
作物ができれば、お互いに交換。面白い野菜があれば、お互いに交換して植えます。
おばーと仲良くなると、美味しいものを沢山もらえるからラッキーです。
おじーは、特に何もしゃべらず、家に帰ります。
「ばーちゃん、こっちバナナ植えたんだねー」
「これねー。うちなんか長男( 50才)が何もいわずに勝手に植えてったみたいよー。こないだトーちゃん(おじー)が耕してたと思ったら、かーってに植えられてるさー」
「タダシさんもあっちで何か植えてるけど、何植えてるの?」
「ウチ何もわからんよー。あれも勝ぁーっ手に植えてるさぁ。もー何も言わんでよ。何かねー?
でもまーた失敗するはずよー。わははははー!」
おばー元気だわ。
家族みんなで畑を取り合いしてるのも、何とも面白い。
あっ、おばーは、畑はやらない。花を植えたり、木を植えたり。
「なんで?」って聞いたら
「とーちゃん(オジー)のキビ手伝いたくないからさー!わははは」と大きな声で笑っていた。
(あきら)