2026年のホタルは「4月中旬」に光の密度が極まる
旅行の計画を立てている皆様、お待たせしました。2026年シーズンのホタル発生予報(第1回)を発表します。
結論から申し上げます。 気象データから分析すると、2026年は「早生まれ」が少なく、春に一気に光が揃う「密度の濃い年」になる可能性が高いです。
ここで言う「密度が濃い」とは、森のどこを見てもホタルが群れて光り、場所によってはその光の大群に囲まれることです。(左脳コンテンツの中に置いても違和感のない表現を意識)自社のフィールド(当社が管理するホタルのための森)では、例年並み〜例年以上の数が光る見込みです!
最も光が重なると予想される期間は、ここです。
★ 今年のピーク予測期間 2026年 4月7日(火)〜 4月25日(木)
なぜそう予測できるのか? 15年のデータを持つ現地ガイドが、気象庁の予報と自社のフィールドデータから考察します。

「平年並みの冬」が、ホタルを育てている
ホタルの発生時期は、冬の間の「気温」と「湿度」で決まります。 気象庁が発表した最新の寒候期予報(12月〜2月)を見ると、今年の傾向がはっきりと見えてきます。
1. 気温:メリハリのある冬
今年は記録的な暖冬だった昨年とは違い、「ラニーニャ現象に近い状態(ラニーニャ傾向)」の影響で「平年並みか、一時的に寒くなる冬」と予報されています。 冬がしっかり寒いと、ホタルの幼虫は勘違いして早く羽化する(成虫になる)ことなく、土の中でじっくりと栄養を蓄えます。
2. 雨:少し乾いた冬
降水量は「平年並みか少ない」予報です。 地面が乾いていると、ホタルは蛹(サナギ)になるタイミングを待ちます。つまり、ダラダラと少しずつ出てくるのではなく、「春の雨を待って一斉に羽化しようとする」のです。
ガイドの読み解き: 3月上旬は、まだ静かな夜が続くでしょう。その分、我慢してエネルギーを溜め込んだホタルたちが3月末頃からだんだんと溢れ出し、4月の暖かさと雨で一気に飛び交うと予測します。
2026年は、光の「数」はもちろんですが、ホタルたちが一斉に光る「同期現象」(オスのホタルたちがリズムやタイミングを合わせて同時に光る)にも期待大です。 暗闇の中で光の波が揃う夜、見ている私たちの感動も倍増します。
ご注意:光害による減少傾向について
予報をお伝えする前に、石垣島全体の現状について触れておく必要があります。

写真: 車のテールライト(バックライト)に照らされるヤエヤマヒメボタル。
2026年は「平年並みか、それ以上に増える」見込みとお伝えしましたが、これは「光の管理がされた森」に限った話です。 近年、SNS等で有名になったスポット(於茂登岳周辺など)では、車のヘッドライトや懐中電灯の光が溢れ、光害(ひかりがい)によってホタルが急激に減ってきています。
ホタルは強い光を浴びると求愛ができず、子孫を残せなくなります。 「暗闇を守ること」が、美しい光景に出会うための絶対条件です。
私たちが管理する森が「一般車両の通行制限」や「木々を整備し、森をホタルに向けて整えること」にこだわり続ける理由は、ここにあります。
▶ 詳しくは:他のスポットと何が違うの? 【徹底比較】バンナ・於茂登と当社専用の森の違いを御覧ください
2026年シーズン 月別カレンダー

現時点でのデータに基づく、月ごとの見え方予測です。
■ 2月下旬 〜 3月5日 於茂登岳のマイナースポットではすでに飛び交いますが、登山道入口周辺などの有名スポットではまだみられないでしょう。当社フィールドはホタルの出が早い傾向にありますが、まだ「数匹程度」の可能性が高いです。 ※ツアー開始は3月6日(金)を予定しています。
※参考:お隣の西表島は、ヤエヤマヒメボタルの発生が石垣島より1ヶ月ほど前倒しになることがあるため、すでにみられる場合があります。
■ 3月6日 〜 中旬:△(静かな始まり) まだ数は少なめ。「視界を埋め尽くす」ほどではありませんが、初めて見る方には十分に幻想的な夜を楽しんでいただけます。
当社フィールドでは数十 〜 300匹程度が見られる見込みです。
■ 3月下旬:◯(徐々に増加) 暖かい雨が降れば、一気に増え始めます。
※ご注意:3月29日〜4月4日は満月に近づくため、月明かりが入る開けた場所では見えにくくなります。当社の森は木々が月光を遮るため、比較的影響を受けにくい環境です。
■ 4月上旬 〜 中旬:◎(ピーク予測期間) 今年一番の狙い目です。 冬に溜め込んだエネルギーが解放され、視界を埋め尽くす光の密度が期待できます。4月7日〜25日あたりが最も条件が良いと予測しています。
■ ゴールデンウィーク:△ → ◯(後半に回復)4月26日〜 GW前半は満月にあたるため、条件は厳しくなりますが、後半には回復します!
狙い目は「5月3日以降」です。 ※この時期は島中のスポットが車で混雑し、ライトの光もあって更にホタルが見えづらくなります。混雑を避けたい場合は、GW直後の平日(5月中旬)も「裏ベスト」としておすすめです。
■ 6月初旬 〜 中旬:△(名残の時期) この季節のホタルはとても読みづらいです。4月の天候や梅雨の雨量(空梅雨か断続的な豪雨か)によって、数がかなり変わります。また場所を変えて遅いホタルたちが発生することもあるためです。
※西表島では、石垣島より約1ヶ月ほどホタルの発生時期が前倒しになる傾向があるため、みられないスポットもあるでしょう。
(H2) 最新情報はここでチェック
この予報は、今後の天候によって変化します。 当サイトでは、以下のスケジュールで情報を更新していきます。
- 【今回】12月: ラニーニャ傾向に基づくシーズン全体の傾向
- 【次回】2月10日前後: 実際の冬の気温・雨量を反映した直前予報
- 3月以降: 実際の発生状況を「毎日」更新
「旅行の日程、どっちにしようかな?」と迷ったら、またこのページを見に来てください。
最高の夜にするために

2026年は「4月に集中する」と予測されるため、4月中旬の予約枠が例年より早く埋まる可能性があります(毎年、一定数の方々が、このホタルを見るためだけに旅行計画を建てられています)。
特に当ツアーは「ホタルの生育環境」と「静寂」を守るため、1日20名様程限定で開催しています。日程がお決まりの方は、お早めの確保がおすすめです
▼ 現在の空き状況をチェックする [ 2026年シーズンもうすぐ!ホタルツアーはこちらから ]