福島から石垣島に避難してきた、福の島ファミリーの歌&トークショー

昨日ツイッターを見ていたら、なちゅらる宇宙人さんが何かイベントをなさることを知りました。

ブログを拝見すると、福島から石垣島に避難されてきた方によるイベントでした。

もしかすると、重たい話かもしれない。。それでも行こう!と思い参加してきました。

DSCF50212

『虹の子どもたちを救おう?石垣島からできること?福島での体験を交え、お話します』

福島の原発については、なちゅらる宇宙人さんのブログにも記載されておりますので、ぜひご覧下さい。

ツ黴?

最初は、なちゅらる宇宙人のくりんさんからのお話。

東電のこと。マスコミは取り上げないけど、実はこういう仕組みになっていると。

独占企業ですので、どうやったって儲かるようになっているんですよね。

でもね、ちょっと考えてみましょう。日本には素晴らしい技術があります。

原発に頼らなくたって発電する方法はあるのですが、

その技術は日本国内で使われることがなく、どんどん輸出されているそうです。

日本では活躍の場が少なすぎるのです。

これを機に国民が意識を変えれば、この流れを変えることができると。

計画停電をしたり、色々工夫して節電するのも大切。

ただし、「起きたことはしょうがないよね。電気がないと生活できないし。」と思うんじゃなくて

違った見方をしてみる。報道されていることだけじゃなくて、隠れていることも探ってみる。

ツ黴?なちゅらる宇宙人さんのブログに、たくさんのリンクが張ってありますので、どうぞ覗いてみて下さい。ツ黴?

私も知らないことがいっぱいなので、見てみようと思います。

DSCF5013

石垣市でも、被災された方の受け入れを始めました。

就学支援を4月からします。石垣青少年の家での生活で、123人の受け入れが可能だそうです。

しかしそれは、子どものみ。えぇ、子どものみ!?

このニュースをきいた時、「こんなに遠く離れた地で、子どもだけでどうするの??」と思いました。

親も支援したところで、島では働き口が少ないというのも1つあるのかもしれません。

被災地にいて、余震で揺れるのは怖いかもしれない。でも、子どもだけって。

くりんさんが市役所に問い合わせたところ、市役所の方も困惑している状態だったようです。

実際のところ、財政的に厳しく、予算はいまだ未定だそうです。

ホームスティが可能な家は、ぜひ市役所に申し出て欲しいとのことです。

石垣島で何かしたいと思っている方、

チャリティーイベントをしてホームスティが出来る環境を支援するのも1つかもしれません。

ツ黴?

さて、ここからは今日の主役の登場です。

福の島ファミリーの皆さんです。

福島県福島市から被爆を恐れて、石垣島にやってきました。

DSCF5018

お2家族です。小さなお子さんも、1人ずついらっしゃいます。計6名です。

地震の翌日、原発を恐れて、先ずは福島から会津に避難されたそうです。

何日かすれば、また戻ってこれるという思いでいたので、最低限の荷物だけ持って車を走らせたそうです。

しかし、事態は悪化するばかり。

友人や家族を頼って、長野諏訪大社、三重の伊勢へと逃げてきました。

何より、お子さんのことが心配で。この命を守らなければと、必死で逃げてきました。

コンビニの駐車場に車をとめ、そこで寝る生活。

途中、車の福島ナンバーを見て、声をかけて下さる方がたくさんいらっしゃったそうです。

それが励みになり、自分たちのことだけでも精一杯なのに

福島に残っている人たちを、何とか遠くに避難させられないかと

市やバス会社に何度も電話をされたそうです。でも、取り合ってくれなかったと。

不安の中、精神的にも体力的にも疲れ果て。

大人でこれだけ疲れているのだから、子どもはもう限界なはず。

伊勢に行ってもまだ、離れることのない不安から、今度は沖縄に行くことを考えました。

沖縄は風と海流によって、被爆の心配から守られるのではと。

沖縄のことを調べるうち、米軍基地の問題を親身になって感じたそうです。

ツ黴?

「石垣島について、ほっとしました」というところで、1曲目を歌って下さることに。

DSCF5020

「みんな失ったけど、生きてりゃいいことあるよ?♪」という歌でした。

この福の島ファミリーの皆さんは、今までこういったライブ活動はしたことがなく。

音楽は好きで、ギターと太鼓はやってらっしゃったそうです。

このイベントのために結成されたらしいのですが、そうとは思えない。練習をいっぱいされたんでしょうね。

私は、最初の太鼓とギターの音を聞いた時点で、思わず泣いてしまいました。

すごくいい音色で、優しさに満ちていて。

こんなに大変な想いをされてきたのに、なぜこんなに笑顔でいられるのだろうと。

福の島ファミリーの皆さんは、みんな笑顔なのに、私が泣いてはダメだと必死でこらえました。

ツ黴?

石垣島に着いて、1日目はひとまずゲストハウスに行かれたそうです。

翌日、市役所へ。市営・県営住宅は、どこも空きがなく入れないとのこと。

市役所の駐車場で、そこにいた子どもたちと遊んでいたら、

たまたまある方と目があったそうです。そこで、勇気を振り絞って声をかけてみました。

事情を話すと、その方は「うちに来ればいい」と招いて下さったそうです。

そして、今もそこにいると。

「石垣島の自然は美しく、海で泳いで心の傷が癒えた」とおっしゃっていました。

DSCF5028

最終目標は、福島に戻って復興させること。

「テレビでは、事態は終結に向かっているような報道があるけど、決してそうではない。

これからが本当の戦い。被爆する可能性があるから、逃げれる人が逃げてほしい」と。

「ガソリンがなくて逃げれない人もいるから、そういう人を助けてほしい」と。

「こんなことは、福島だけで終わらせないといけないんです」と、

イベントをするためになちゅらる宇宙人さんを訪ねたそうです。

「家族がいる、子どもがいる。子どもがいれば、未来はある」と。

彼らは福島のことを、福の島と呼ぶそうです。

最後は福の島、ハッピーアイランドの歌を歌ってくれました。

「力を合わせて福の神を呼ぼう、生んでくれた福島にありがとう?♪」

歌は、全部で3曲でした。確かにプロのような華やかさはないけど、心に響きました。

これからも依頼があれば、こういうイベントをなさっていくとのこと。呼んで下さいと。

ツ黴?

イベントが終わって、直接お話もさせて頂きました。

「石垣島はいいところで、海も綺麗だし癒されます」と、おっしゃっりまして。

私にも出来ることがありそうで、ツ黴?嬉しくなりました。

「これからは、ホタルが綺麗です」と言うと、「えぇ、ホタル!」と目を輝かせていらっしゃいました。

いつか、お連れできればと思います。

それから、衣服にもお困りのようでした。福島と石垣島では、気候が全く違うので持ち合わせがないと。

うちの押し入れの中を、探してみよう。何かあるかも。

ツ黴?

会場となったのは、大川にある カフェ・タニファさん。

入場料はなく、ワンドリンク制+カンパでした。

りぼうさん、めぐみさん、みことちゃん、友和さん、響子さん、そらちゃん。今日はありがとうございました。

そして、なちゅらる宇宙人さん、タニファさんもお疲れ様でした。

DSCF5033

2 COMMENTS

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください