皆さん、こんばんは。ガイドのあきらです。
今夜の森は、まるで生き物たちが一斉に舞台に上がったような、賑やかで神秘的な一夜でした。

(これは別日に撮った参考写真。お店の前のガジュマルにやってきたリュウキュウコノハズク)
森に入ってすぐ、私たちを歓迎してくれたのは真上に陣取ったフクロウでした。頭上でしきりに泣き、赤いライトで照らすとフクロウらしい姿、全身がはっきりと見えます。
そして、バサバサと音を立てて飛び交うのはヤエヤマオオコウモリ。彼らは実は果物しか食べない「ビーガンなコウモリなんですよ」なんてお話をしながら、暗闇に目が慣れるのを待ちます。

一番のハイライトは、あるお子さんの目の前で起きました。
「ここにいた!」「動いてる!」という、まわりの大人の方々の歓声。
お米の粒ほどしかない日本最小のヤエヤマヒメボタルが、その子の目の前をゆっくりと、1匹、また1匹と横切っていったんです。「おいでおいで」「おいでおいで」お子さんとお母さんの優しい声が聞こえてきます。
大人になってからは何も食べず、ただ「出会い」のためだけに命を燃やして光るホタルたち。その瑞々しい光が皆さんの瞳に反射した瞬間は、何度ガイドをしていても胸が熱くなるというか、あぁ、このガイドという仕事が大好きだなと思うのです。

森を抜けると、空には厚い雲が。
でも、神様がご褒美をくれたのか、一瞬だけ雲が割れたんです。そこにはオリオン座、シリウス(大犬座)、プロキオン(小犬座)……冬のダイヤモンドたちがくっきりと輝いていました。
クジャクやオオクイナの鳴き声が遠くで響く中、人工衛星が静かに夜空を横切っていく。原始的な自然と現代の光が交差する、石垣島ならではの贅沢な時間。そして最後に、サンゴ礁の海とこのホタルとのつながりも知れました。
一期一会の夜。また皆さんとこの森でお会いできるのを楽しみにしています!

