ホタルツアーは光のプレゼント [ブログ最後にホタル予測あり]

MEMO
この記事の後半では、最新の気象データに基づいた「5月・6月のホタル発生予測」を掲載しています。GW明けから梅雨時期にかけてお越しになる方は、ぜひ参考にしてください。

今日は、風ひとつない穏やかな夕べ。 しっとりと潤った空気が、森の木々を優しく包み込むような夜でした。

夕闇が深まるにつれ、光の粒がひとつ、またひとつ。 一日中アクティブに活動され、少しお疲れの表情を見せていたお客様も、最初のホタルが舞い始めた瞬間、その瞳にパッと輝きが戻ります。その一瞬の表情の変化を拝見できるのは、ガイドとして何より嬉しい瞬間です。

森が完全な漆黒に染まると、ホタルたちは私たちの足元を自由に横断し始めます。あたり一面を黄金色の光に囲まれる、圧倒的な没入感。

歩いて移動していた方々は、ホタルを驚かせないよう自然と歩みを止められます。ゆっくりとしたスピードで道を渡る一匹のホタルを、皆でそっと見守り、渡りきるのを待ってから、また一歩進む……。なんてお優しい一コマ。私はその様子を遠くから眺めていて、幸せな気持ちになりました。

私たちの専用フィールドが守り続けてきた「完全な暗闇」があるからこそ、ホタルも安心して人の前を横切れるし、それを見る皆さんの表情や声、しぐさのひとつひとつに、優しさ、嬉しさ、幸せさが溢れていて。温かな気持ちが森全体に満ちていくようです。

今日はあいにくの曇り空で、帰り際の星空は望めませんでした。 しかし、車に乗り込む際、あるお父様が「最高の光のプレゼントでした」と、穏やかな声で伝えてくださいました。

星が見えない夜だからこそ、地上で懸命に命を繋ぐホタルの光が、より一層、心に深く届いたのかもしれません。 美しい夜を共創してくださった皆様、本当にありがとうございました。

2024 年5月、6月のホタル発生予測

石垣島は、まもなく恵みの雨を届ける梅雨の季節を迎えます。これからの時期、ホタルの出現状況はどう変わるのか。15年の観測データから予測します。

1. 発生のピークと安定期

りんぱなの専用フィールドでは、5月15日頃まで数が増え続け、そこから一気に安定期に入ると予想しています。20日前後に月の影響等で一時的に落ち着く傾向がありますが、月末には再び力強い光が戻ってくるでしょう。

2. 6月中旬まで楽しめる「裏ベスト」シーズン

私たちの森では6月初旬はかなりの数が楽しめる見込みです。 6月中旬以降は、お天気(梅雨明けのタイミング等)に左右されますが、少しずつ名残惜しむように減っていくでしょう。

3. スポットによる時期の違い

ヤエヤマヒメボタルは非常に局所的な環境に依存します。

  • 西表島: 石垣島より発生が早く、5月初旬にはピークを終える場所が多いでしょう。

  • 石垣島のその他のスポット: 5月中に終了するエリアも散見されます。