春の嵐が通り過ぎ(昨日は一日中、横殴りの雨が降り続く嵐のような一日)、今日は薄曇りの一日。風が残っているものの、気温も上がり、しっとりとした過ごしやすい一日でした。今夜もホタルに出会いに、夜の森へ!
森の中は、風が吹きすさぶちょっと寒い夜。こんな日は、風があたらないホタルスポットへ行きますが、まだそこは光っていないよう。フクロウのカップルに二三挨拶をして、少し急ぎ足でメインの場所へ。
道中では、拍子木(火の用心)の音のように聞こえるカエルの声や、日本で一番ちいさなカエルなど、いろんないきものの声を聞いて、小さな水たまりに生きるオタマジャクシたちを見たり、感触の柔らかな植物に触れたりと、耳、眼、手で感じる楽しみも沢山!
でも、メインの場所は結構な風に加えて、かなり明るい月明かりが。光に敏感なホタルたちは月明かりも苦手。途中から顔を出した月明かりに「思ったより明るい。もっと真っ暗だと思った」と参加者の方も驚いていました。
メインのスポットにいると、だんだんと風が弱まってきて、ふと風が止んだ瞬間にホタルが飛び始めて、参加者のすぐ目の前に飛んできました。みなさん指を指して「光った!光った!」と、嬉しそうな声が聞こえます。
「きたきたー!」
さっきまで耳を撫でていた風の音にかわり、生きものたちの声が聞こえてあたりを見回します。いつの間にか風が止んでいて、ホタルを見るには良いコンディション…と思うけれど、このホタルたちは光れる時間が決まっているので、もうそろそろ終わりの時間。
「もっと沢山光ってるのが見たかなったな」という気持ちはわたしもいっしょ。
でも、そこで終わりにしたくないので、他のホタルを探しに!
この場所では今の時期5~6種類のホタルが見られるんですが、このホタルは日本で一番大きいホタル。
手にしているのは幼虫で、とっても強い光を放ちます。
「二つ光ってる!」と、発行器の光に皆さん興味津々。
「え!吸盤あるの?」と、手にくっついた幼虫の吸盤にも驚いていました。こういうのが面白いですよね〜!
この時間になると月明かりがはっきりと道を照らして、明かりをつけなくとも歩けるほどに。そんな中だから、「写真は難しいですね」という参加者の方も。はじめての夜の撮影は、本当に難しいはずです。1枚でもいい写真が写ってるといいな
そして帰りがけには、道路を歩くヤエヤマイシガメにも出会えました。カメラをもってかなかったので、どんなカメが以前撮った写真を。どなたか今日撮った写真送ってくださ〜い^^
ホタルだけでなく、いろーんな生きものにであえる夜の森、お楽しみいただけたでしょうか!
また遊びにいらしてくださいね。ありがとうございました。