どこまでも美しい、サンゴの海。
波間にきらめく色とりどりの魚たちは
まるで、虹色のメロディーを奏でているようだった。
たとえ海が見えなくても、たとえ海の音が聞こえなくても・・・
あの海につながっている、私たちの小さな暮らしがある。
楽しそうな海のメロディーの中に聞こえた、小さなメッセージ。
小さすぎて笑い声にかき消された、赤ちゃんの悲鳴にも似た声。
・・・サンゴがいなくなっちゃう。
同じ地球に生きる私たちだから。
出来ることは、たくさんある。小さなことから始めるんだ。
あの海の豊かな色は、遠く離れた一人ひとりの
優しい心を映し出しているみたい。
その温かさ、いつまでも・・・。