砂浜に着くと、真っ青な海が迎えてくれて、「いい色だ」って、お客様と2人だけでSUPを楽しみました。
石垣島と、海のことが大好きなリピーターのお客様。数日前に渡航を決めての急なご予約に(ここ数日は荒天が続きましたから)、私も1日に数回天気図とにらめっこして、今日の海行きを心配していました。
この時期は季節風が入るので、晴れたとしても海は荒れることも多く、こんなにきれいな海に行けるかどうかは…当日の朝でないとわかりません。前日もメールでやりとりをして行く場所をあちこち考えて、今日も行きがけにあちこちのビーチを見ながらこの場所へ。
ビーチに着くと、何色もの碧が眩しくらいに輝いていました。明日はもっと気温が上がるようですが、明日の朝の飛行機で戻られるとのこと。もう少しゆっくりしたいお気持ち、すごくすごく、伝わってきました。
漕ぎ出すと思ったよりも肌寒くて、水温も落ちたくないほど冷たいのですが、この季節らしいガラスのように透き通った海の色に、思わず笑みがこぼれます。
この場所は、浅いサンゴ礁を過ぎると、急に深くなるドロップオフの場所。外洋の濃い藍色の海に太陽のきらめきが眩しのです。「この色が見たかった」とお客様。
山の形によって突然と吹き出す、予測不能な風。「吹きますねー!」と叫びながら、思わず立ち上がって(立つと自分が帆になるので余計進みづらいのですが)ぐっと漕ぎ出します。「沖縄も寒い、って言っても信じてもらえないですよね」と言うと「北風が吹いてくる場所は同じだから、寒いんだよ」と、納得のお答え。それいただきます 笑
ぐっと漕いで、座って休憩して。そんな時間を繰り返しながら「もっといろんな人に見せてあげたい」と、海に向かってつぶやく姿が印象的でした。
もうすぐ北風も収まり、春休みが明ければSUPの本番の時期。真夏の暑い時期はすぐ海に飛び込みたくなります。そんな夏が待ち遠しいSUPツアーでした。ほーんといい色だったなぁ。
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