今夜もホタルを見に、島の森へと出かけました。ホタルたちの数は5〜600匹くらい。風がある日はなかなか上手に数えられないけど、とにかくいっぱいのホタルに皆さんに楽しんでいただけました。
今夜は小さな女の子も一緒に。森に入ると、お母さんの手をぎゅっと握ってとても緊張した様子。その手のさきを見ると、お母さんも緊張気味。中々森を歩く機会も少ないと思うけど、あたりが段々暗くなる時間だし、一日の疲れもある時間帯だから緊張しちゃいますよね。
でも、ほんの数分してホタルが光り出すと、「怖くないかも」って、女の子がちょっと笑ってくれました。
「こっちに来たら近くで見えるよ」と連れて行った先で、ホタルが女の子の袖口に止まります。それを見てパッっと笑顔に。その後、何度も「楽しいかも〜」って笑ってくれました。嬉しいし、ほっとします。
「あんなに小さいのに、すごく大きな光になるんですね。ホタルを手にとって見せてもらわなかったらわからなかった(りんぱなでは、ホタルが弱らないように小瓶に入れてご覧頂いています)」
「10匹くらい見れたらいいかなと思ってたけど、あんなに沢山いるんですね」3500円でも安いくらいと笑っていた方もいました^^
「ハブもいましたね。その上のクチナシの香りがとてもよかった」というお客さまも。
そうそう。道中、毒蛇のハブもいました。でもその道を明かりもつけずに歩く地元のオバーもいました。見ていて怖くなります。知らないって危ないことです。ガイドのあきらは、実はヘビやカエルが得意分野(言うと変わり者あつかいされるので秘密にしてるけど(笑)。ヒトが優しく接すれば、ヘビが噛んでくることなんてないので大丈夫。
りんぱなのツアーでは、最初はじっくりホタルを見ます。私も、他のショップさんと同じでホタルの解説をずっとお話ししていた時期もありますが、最近はホタルが光っている間は、質問されたらお答えする程度です。
私は、このホタルをじっくり見て欲しいんです。だってすごくキレイな光景だから。それに、このツアーに参加しにくる方って、私の話を聞きに来るんじゃなくて、ホタルを見に来るわけですもんね^^
ホタルたちが光終わったらみんなスグ帰っちゃうけど、私はその後、他の生きものを探しながら、ホタルのお話しをします。こどもにも解りやすいように話すし、専門的なことを聞かれたら今まで自分で調べた情報をもとに詳しくお答えもします。今日もホタルが光り終わってからお話しをしていて「ホタルもがんばって生きてるんですね。考えさせられました」って方もいらっしゃいました。
今日の5歳の女の子も「楽しい!」ってニコニコしながらホタルと戯れていました。こどもがいるのにホタルの難しい話しても「もうかえろうよー」って飽きちゃいますから、ホタルを見ている間は、自然をいっぱい感じてもらいます。こどもに知識はいりません。ただ触れあう、というだけの時間を大切にしてあげたいと思うのです。