東京での仕事の空き時間を縫って、目黒の国立自然教育園に行きました(6月20日頃)
ここは、上野の国立科学博物館に付属する施設で、300円の入園料を受付で支払えば、誰もが自由に散策できる素晴らしい森林公園です。
園内の敷地は、とにかく広い。
普通の人の足なら小一時間で歩き回れると思いますが、
生き物好きの僕らには、「キツツキがいた!」とか「この植物は…」なんて止まってばっかりで、丸一日あっても回りきれません。今回もお昼あとから閉園時間まで あっという間に過ぎ去り、それでも半分も歩いていないのです(笑)
コゲラ(キツツキ)の声に足をとめ、その姿を探していると、触れる距離まで降りてくることが何度もありました。2匹づつで移動しているところから もしかしたら繁殖期なのかなとおもったり。「キツツキがいた!なんて言ったら、きっとみんな驚いて集まってくるだろうに」と思いますが、どうやら散歩している人達には「こんな所に止まって何をやってるんだろう」くらいにしか思われていないでしょうね。あぁ〜〜、もったいないなぁ。
この日は雨の予報でしたが、なんとか雨も降らずに曇り。
そうしていると、、、空からふわっと光が。最初は木もれ日だったのが、いつのまにか青い空が。嬉しいですね。お空に味方されているなぁ、なんて思いました。
この自然教育園は、都心の航空写真を見ている時に偶然見つけた森です。
4年前の冬、東京に1ヶ月ほど滞在したとき、どーしても緑に触れたくなって。なるべく緑の深い場所を探そうと、GoogleMapを使って都内の緑地を探して、ここにたどりついたんです。
お隣には美術館もありますが、今は入れ替えのためお休みとのこと。
とっっっても素敵な場所ですよ。
ぜひ行って見て下さい。
国立科学博物館に付属する施設に、茨城県筑波の実験植物園もあります。
ここは、以前バックヤードを見学させていただいたこともありますが、
世界中にここにしかない蘭など、貴重きわまりない植物が多く管理されていました。
その技術たるや….すごい…。
同じ技術がこの森にも注がれていると思うと、すごいでしょ。
園内には倒木があちこちにあり、一見「片付けていない」ように見えますが、もしかしたら自然の力で片付け(分解)られるのをまっているのかもしれません。僕からいわせれば、それこそ「教育園」ですからね。人が片付けるのはちょっと違うなぁ、なんて思います。よくよく見ると、倒木にも自然の美を見つけられるかもしれません。素通りせず、あちこちで止まって、「今」しか見ることの出来ない自然の美しさに気づいて下さい。
あきら