2018年を締めくくる最終日の星空&ジャングルナイトツアーは、分厚い曇り空の中でのスタートでした。でもお客様みんなニコニコで、いちばん最後のプログラムでは、お客様から「曇りでも良いね」ってことばが聞こえた、そんな嬉しくなるツアーでした。
今夜は2018年さいごの夜。だから星も見えるかな?って期待しちゃいますよね。だって、参加者の皆さんにとって、頑張った1年の最後の締めくくりの日!お迎えの時、南の空に晴れ間が見えたので、希望を「ぎゅっ」と手のひらにつつんでガイドしました。
まず向ったのは森の中。「夜の森に入れるってだけで、ワクワクしてました!」とお客様。
昼間は大雨だったので「今夜ツアーできるのかな」と不安だったと思います。
その雨のおかげで、今夜は沢山の陸の星に出会えたんです!
森の中で明りを消すと光り始めるのが陸の星、ホタルです!「反対側にもいる!」と、暗がりの中 皆さんの声が嬉しそう!
ホタルたちは、この雨で元気になって輝くんです。何十匹も光っています。
ツアー中は皆さんいっぱい写真を撮ります。
これは、先日拾った日本最大の豆、モダマ。モダマは海を旅する豆。
ガイドあきらが次にお見せしたかったのは、夜の森の代名詞「フクロウ」。
呼んでみますが、彼らは大雨の後はテンション低めなので「今日はきてくれないかな〜」とその先に移動すると..「ほほーっ」。私が呼びかけた場所で鳴きかえします。タイミング合わず(^ ^;)
写真は、葉の裏で眠る「イシガケチョウ」をお客様が発見!目が良い!
お客様同士もわきあいあい、みなさんとってもいい笑顔。
幸せいっぱい旅行だったり、午前中にイイことがあったりと..皆さんのお話を聞きながら、ガイドも幸せのお裾分をいただいちゃいました。(残念ながらキャンセルされたお客さまも、きっとイイことおありなはず!)
帰り、街へと戻る途中、海沿いの開けた道で止ります。ここは360°の空が見渡せる開けた場所。「晴れてたら星凄いんだろうなー!」とお客さま。
そんな中、ガイドあきらはこの島を全身で感じてもらう小さなプログラムをやります。
目をつむって、ただ島の自然に身を委ねる。わずか数分間が、とても長い時間にも、あっという間にも感じられる、不思議な時間です。言葉や写真では伝えられない、その場にいた人にしかわからない、そんな時間です。
最後みんなで目を開けると、あれだけ元気にワイワイおしゃべりしていたのに、なんだかちょっとイイ空気。
「曇ってても、いいね」
お客さまの小さなひとことが、2018年の最後のガイドをハッピーに締めくくって下さいました。
みんな、テレビや雑誌、インスタなんかで見る「美しい景色」を一目見たくてこの島にいらっしゃいます。でも、曇りや雨の日は、それが見れなくて「残念だったね」って帰る方が大半だと思うです。
もったいない!曇りや雨だからこそ輝く「ほんもの」を、私はお見せしたい。画面の向こうじゃなく、あなたの目で見て、肌で感じられるほんものの美しさを感じて欲しい。
この1年、沢山のお客さま、スタッフのみなさんの支えあって、りんぱなも運営ができました。そして、ひとつの事故無く締めくくることができて、ほっとしています。来年も島の自然を沢山感じられるツアーを開催します。皆さんどうぞお楽しみに!
石垣島のナイトツアー[ホタル&星空ナイトサファリ]
このナイトツアーは、島の陸上の面白さをギュッと凝縮した2時間のツアー。夜のツアーを数種類ご案内して10年になりますが、それらのイイとこをミックスした、ガイドあきらのお気に入りのツアーです。