今日は前線の通過があったため、日中は大雨でツアーは中止に。
楽しみにされていただろうなと思うのですが、あの大雨では中止して正解でしたね。
まだシュノーケルの季節にはちょっと早い気もしますが、私たちのシュノーケルスポットをご紹介します。
「青の楽園」という名の、私たちりんぱなのお店でしか行かない秘密のスポットです。
SUPやカヌーから海に飛び込むと、すぐ下にこんな光景が広がっています!(水中写真は2017年夏撮影)
水深は、サンゴの真上だと満潮時に3m程度(この写真が1番深い満潮時の状態)。水深は1日に2m近く変化することもあるので、写真よりももっと浅くなることもあります(特に夏のお昼は浅い!)
サンゴのまわりには、いつだって沢山の小魚たちが泳いでいます。青や黄色、紅色の魚など、魚の種類を調べたことがありますが、ぱっと見ただけで30種類を越えていたことがあります。
人気のクマノミもいるんです。サンゴの中にひっそりと。
ここでちょっと質問。皆さんは、サンゴと聞くと何を想像しますか?
- 魚が沢山住む場所のことを想像しますか?
- 沖縄好きな人は、ビーチに落ちてる白いサンゴ。
- アクセサリー好きな人は、ピンク色の宝石珊瑚。
- 昭和の歌謡曲が浮かんだ人もいるのでは。
サンゴって良く聞くことばですが、サンゴって何?って聞かれてしっかり答えられる人は、ほとんどいないのでは。
では改めて、サンゴについて解説します。
サンゴって何?
サンゴは、生きものです。イソギンチャクやクラゲととても近い生きもの。
だから産卵もするし、触手を伸ばしてご飯も食べます。
サンゴはフンをはじめ沢山の分泌物を出し、様々な生きものに栄養を供給したり、魚の隠れ家になったり。挙げればキリがないほどの有益なサービスをもたらしてくれます。
GoProを海底に置いて取った映像を、コマ送りで(1.2MB)
実は!
地球上の海の面積のうち、サンゴが生きているのは、たったの0.2%ほどですが、
そこには海の生きものの1/4〜1/3が住んでいると言われています。サンゴは、海の命のゆりかごなのです。
海底の茶色は、以前のサンゴ礁。白いのは砂ですが、全てサンゴ由来の砂。
こうして私たちを楽しませてくれるだけでなく、私たちが食べる魚を育てる陰の立て役者でもあるので。
私は沖縄の海からサンゴがいなくなるなんて、そんなこと考えられないけれど、専門家の方々は「そお遠くない未来、そうなる」と警鐘を鳴らします。
沖合遠くまでサンゴ礁が広がり、そこに逃げ込む小魚たちを狙って、数千キロ離れた島々から子育てにやってきたアジサシ(絶滅危惧種の鳥)が、時速100kmものスピードで海に突っ込みます。
いつまでも美しい海であってほしいから、私たちは、この目の前のサンゴ礁に対して何かできないか、常に考えています。まずはよく知ることが大切なので、この海域の調査をしています。月末には専門家の先生方もお越しくださるので、また3月頃にサンゴ礁のご報告ができると思います。お楽しみに!
参考
大規模白化から1年・日本最大のサンゴ礁は今。2017/08/27NHKけさのクローズアップ
サンゴ礁の現状について詳しく、わかりやすく説明しているNHKのサイトをリンクします。ぜひご覧下さい。