君の足音が聞こえる。
君の呼吸が、森の空気の一部になってゆく・・・。
同じ水をわかちあい、同じ時を生きる君と僕ら。
この美しい水の惑星で、命をもらった、仲間だね。
君の歩いたその跡が、僕らのすむ家となる。
君の笑ったその声が、僕らの何かを動かす力となる。
君が森に来ることは、そういうこと。
僕も、自然そのもの。
君も、自然そのもの。
(ホタルが集まる場所は、かつて人間が切り開いた場所となっています。人間が作った道があったから、ホタルにとってちょうど良い、集うための場所が出来た、とも言われています。
また、夜、幼い子が泣きそうになると、大人は静かな雰囲気を壊してはいけないと必死に抑えようとします。でも、その必要はないのです。その声は、そのまま、森の声となります。ツアー中、赤ちゃんの泣き声にフクロウが寄ってくることもあるのです。
森に行くときは、「森に入る」というより、「森になる」という気持ちで、どうぞ行ってきてくださいね。)