日本は縦に長い国なので、いつどこに旅をしても四季折々の自然を楽しめます。わたしは春が好きですが、石垣島の春は本州よりもちょっと早い2〜3月。山の斜面で木々の新芽が息吹きだし、何色もの美しい緑が目を楽しませてくれるのです。
写真は桑の木の新芽と、まだ青い桑の実。
エコツアーりんぱなが管理する農園にも春がやってきました。写真は、沖縄の柑橘の代表格、シークワサーの新芽です。沖縄のシークワサーのほとんどは交配された(改良品種のような)もので、今や天然のシークワサーは本当に少ないと聞いたことがあります。
今年のGW明けから始まる森のツアーでは、山の山頂付近でホンモノのシークワサーが見られます。葉っぱは本当に凄い匂いで、人が作り出して香料のように強い香りなんですよ。
ランタナの花。一年を通して花が咲き、昆虫たちにとって貴重な蜜源植物です。いつもチョウチョが花の回りを飛び回っていて、あぁ南国だなぁと、見る度に嬉しくなります。
秋〜冬にかけて咲いていた芙蓉(ふよう)は、みんなつぼみになりました。ふわふわした毛に覆われた、ちょっと面白い感触のつぼみにも、面白い虫たちが訪れています。
りんぱな農園の裏山。於茂登連山の高間山です。この左側の谷間から、農園まで800mのパイプで水をひいています。いつも山のおめぐみに、わたしたち(ひとも植物も昆虫も)は生かされています。手を合わせて感謝する日々。そんな毎日が、嬉しいのです。
私たちのお店の隣には美味しい石垣牛のカレーのお店があるので、ツアーが終わってお腹を満たしたら、この農園を散歩してみませんか。とっても気持ちのいい散歩道ですよ。