この下の写真から、ふと この星のことや海のことを想いました。
まずは、あなたはこの写真を見て、どんなことを思いますか?
(この写真を大画面で見たい方は、こちら(高解像度版)
海を想ったり、
島を想ったり、
SUPにのっている気分になったり…
想像を巡らせながら、海のことを、少し感じて下さい。
この写真をとった日
このSUPをしている海の写真は、
2015年の秋に撮ったもの。
女性ひとりたびのお客さまでした。
海はどこまでも穏やかで、
空も夕陽も、どこまでも美しくて。
そして、水はどこまでも澄んでいました。
右手には太陽が、左手にはまん丸の満月が、
どちらも同じ高さで輝いています。
ひごろ当たり前に見ている太陽と月。
「宇宙が広がっている」と言葉では聞いたコトはあっても、
普段は意識することはありません。
でも、この日、海に浮かんでこの二つの星を見たとき、
自分がいるこの海も、ひとつの星なんだと、
当たり前のことに、ふと気づきました。
写真を見ると、その想いがさらに強まります。
水をたたえた星と、その向こうに燃える星、広大な土が広がる星。
私たちが浮かんでいるのは、
宇宙に浮かぶ、水の惑星の、その上。
そしてこの水は、地球の全てとつながっています。
島の川に流れる水はもちろん、屋久島に振る雨だったり、
あなたが今日飲んだ水もそうだし、私が今飲んでいる珈琲も。
剱岳にある氷河や、北極の氷の基となる大昔の水も、
そのまた昔は、この海にあったかもしれない。
私の体のほとんども、この水を通してできあがったものです。
星空ツアーの時、よく言うことばがあります。
「この星に産まれて、よかったな」
こんなにも美しい光景に出会えるこの星が、だいすきです。