商店やスーパーで野菜を買おうとすると「自分がで食べる分は自分で作ったらいいさー」と、番台のじーちゃんばーちゃんに言われます。みんがなみんなそう言うわけじゃないけど、お店の人と仲良くなるとなが〜い立ち話をしたりして。そんな中で時々野菜の話になるんですね。「最近はよぉ、いろーんな薬とかあるでしょ〜?うち(私)はそういうの嫌だわけ。お店で売るものは自分でも食べるさね。だから知ってる農家からしか仕入れないし、やっぱり食べたいものは自分で作るのがいいよ〜」って。
写真はキュウリの苗。土や入れ物を変えるだけで成長が変わっておもしろい。
以前サトウキビを植えてた時は(前は見習い農家もしてました)サトウキビの畝の間にチンゲンサイを植えていました。大きな缶に入ったチンゲンサイの種を「ほぉい(お前にやる)」と差し出してくれた農業の先生は厳しかったなぁ。植えたら植えるだけチンゲンサイが出来てしまって、売ったって売り切れないほどできるんだもん。来る日も来る日もチンゲンサイを食べ続けて、あれ以来私はチンゲンサイが嫌いになりました(。-_-。)
写真はレタスの新芽。フッカふか、ふわっふわの土が作れたのが嬉しくて、毎日暇さえあれば見てしまう。
この秋はいろんな野菜を作ってみようと思って、最近は土作りをしています。石垣島は赤土や石灰岩土壌が多いので、野菜を作るには土作りをしないと美味しく育たないのです。私は山の土をいただいてきて、それを細かくして手作りのいくつかの素材を混ぜていきます。もともと私は森のガイドが大好きなので、そこで見て触って感じたことを、この土作りに生かしています。でも、いつもうまくいくとは限りません。こういうのってやってみないと解らないんです。私はプロの農家ではないので経験も少ないし(野菜作りなんて習ってないし)。「自分が野菜だったらこんな環境だと育ちやすいだろうなぁ」という直感に従って土作りをしていきます。正解がないことだから、不安だけど、、面白いですよ。
写真。トマト、キュウリ、レタス、タイム、バジル、枝豆がすくすく成長中。もう少し葉物も増やさなければ。目指せ20種。
忙しすぎる夏が過ぎさって、ずっとやりたかった畑に手が出せるようになって、嬉しいなぁ。やることだらけな毎日だけど、1日30分つづつでも手をかけてあげれば、美味しい野菜が食べれます。プランターでもできるから、皆さんもやってみてはいかがですか?(あきら)