あなたの仕事で一番好きなのはどんな場面ですか?私は、海に沈む夕日を海の上で見るサンセットSUPのツアーが、一番のお気に入りです。
今日は、りんぱなの隠れ人気ツアーの「サンセットSUPツアー」に行ってきました。最近はホタルツアーが人気なので、このツアーは予約できないようにしているのですが(5月半ばまでホタルツアーでいっぱいです)、昨年もこのサンセットSUPツアーに参加された方の熱いリクエストにお応えしたくて開催しました!(実は私が一番やりたかったり)
だれよりも夕日に近い場所で見るサンセット
砂浜に座る人、寝転ぶ人の前を横切って、夕日に向かう贅沢
SUPは、立って漕ぐカヌーのような遊びです。自分のペースでゆったりと漕いで、海面を滑るように進んでいきます。昼間は真夏の太陽が照りつけて熱かったけれど、今は少し涼しくなって、気持のよい風が吹いています。
「SUPに出会えたのが一番の旅の収穫だった!」と昨年のツアーで大喜びしてくれたお客さま。今日も余裕の乗りこなしで、写真を撮って、自撮りして〜とすごく楽しそう
誘われてきたお客さまは「ずっと漕いでるのはイヤかな〜。前にカヌーでしんどい目にあったから…」と、SUPにも懐疑的だったけど、立って漕ぎだすと目がキラキラしていました。
板の上で休憩していると、夕日が水平線に近付いてきます。板の上でまどろんでいる時間が好き。すごく贅沢名時間だなって思うんです。エンジンの音や、人の声もしなくて、ただただ、海面の小さな波の音だけを聞きながら。
手を動かさなくても、暖かな南風が私たちを日が沈む方へと押してくれるます。このまま押されていくのもいいかな、って思うほどに気持いいけど、今日初めてSUPにのるお友だちを私のボードに連結して陸へと戻ります(初めてのひとにはちょっと大変な向かい風)。連結するかまよってると「漕ぎます!」って嬉しそうに漕ぎ出したこのツアーをリクエストしてくれたお客さま。SUP好きになってくれたんだ〜って思える、嬉しい瞬間
お客さまからいただいたメッセージ
「今回は、ボードの上で横になるという贅沢なリラックス方法を覚えました(笑。そして、思うように漕げない悔しさも…また今度の時には、もっとスゥーっと漕げるスキルを学ばせてください。友だちもSUPにハマったようで、「またやりたい!」と言ってます。ホントよかった…(笑」
「そして何より、あの日の帰り道に友だちと話したのは、あきらさんのツアーにまた参加したいということでした。マンタシュノーケリングも、底地ビーチのシュノーケリングも。さっきあきらさんのコラムを読んで、パナリにもかなり行きたくなりました」(色とりどりの世界〜石垣島をめぐる大自然のものがたり〜)←リンク
メッセージを読みながら、SUPを、海をもっと好きになってもらえたことが嬉しくて、温かくなります。ガイドのシゴトって単に場所に案内したり、ニーズを満たしたりするだけじゃなくて、一緒にいっぱい時間を過ごして、その場所、風景、生き物、いろんなの情景を一緒に見て、好きになってもらったり、大切だなって思ってもらったり。わたしはそういうのを大切にしたいんです。難しい話じゃなくて、「ひとと自然って別々じゃ無いよ」とか「海もひともつながってるよ」とか、都会に暮らしていると忘れてしまうことや、気づけないこと、そんな情景を拾って沢山の方に見せたいんです。
「少しづつですが、環境問題にも関心をもちはじめました」
ぼくらは、「旅は始まりだ」って思っています。旅から帰ったら終わりじゃなくて、旅から帰ったら、旅の出来事を思い出して日常の生活にそれが生きるようにしたいんです。新聞やニュースで環境や海についての話題を聞いたときに「あ、あのときガイドがぽつって言っていたコトって、これかな」と、後々思い出してリンクしてもらうんです(体験を通して感じたことだからその人にとってその話題が凄く近い存在になる)。SUPは、それをする為に凄くいいツールになるんです。
「恐竜たちがみていた夕日も、今日の夕日とほぼ同じ。この海の水も、大昔に恐竜が飲んでいた水かもしれない。」
蛇口を捻れば当たり前に出てくる水。日頃気にすることはないけれど、大昔からずっとリユースしてるわけです。ぼくらが地球からいなくなっても、この水はいつまでもここにある。ずっとずっと先の子供たちも、SUPで海の上でいっぱい遊んでほしいなって、そんなことを夕日を見ながら考えていました。今日もいい時間。楽しかったなぁ〜。
また来て下さいね!次回はマンタを見たり、山に行ったり、パナリにも、いっぱい行きましょう!どこでもご案内しますよ(^_-) あきら