今夜のホタルツアー、ホタルの数はわずかだったものの、ヤエヤマヒメボタルの交尾が見られました。
今夜のブログでは、ホタルのメスについてのお話です。
ヤエヤマヒメボタルのメス
ヤエヤマヒメボタルのメスは、とっても探しにくいことで有名です。
その理由は3つ。
- 小さい
- オスと出会えたら光るのをやめる
- 数が少ない
私はガイド中、話だけじゃなく、現場の調査(気象条件やホタルのカウントなど)をし、安全管理もし、写真を撮り、と実は超多忙なので、なおさらメスを探すのは本当に大変(光る時間もごくわずかなので)。でも今夜は、ホタルの数が少ないからこそ、メスの点滅がわかったんです(メスはオスと点滅パターンが異なります)
ヤエヤマヒメボタルのメスの色と発光
このヤエヤマヒメボタルは羽をもたないので、お腹は真っ白。発光器(光を出すパーツ)はお尻の裏側にあって、
そこで光ると、ディヒューザーのように光が拡散されているように見えます。
オスへ合図を送り、お互いに出会いを求めるのです。
今夜のホタルツアーでは、メスとオスが出会うのをじっくりと眺めました。
今年のホタルツアー数回目にしてもう交尾が見られるんだから、運が良い!
まだまだホタルの数は微々たるもので、うちのホタルツアーに掲載されている写真を想像していると、ちょっと残念な気持ちになってしまうかもしれませんが、
今日のように滅多に見られない(私でさえ交尾の写真を撮るのは3回目。いつもマクロ持ち歩かないとだめだなー)
できごとを見せて下さったりするので、それはそれは楽しいのです。
さ、次回はどんな素敵な光景が見られるのでしょう。
楽しみです。
あきら