マングローブの調査、無事に終わりました。

インド人研究者のカクサンのマングローブ調査、第1回目は無事に終わりました。
最後は雨続きの中よくがんばったな〜。

最終日は途中から大雨になってしまい、この調査は雨が降るときついんです。
フィールドで写真を撮ってFacebookに載せると
みんないいね!してくれて、励みになりましたw!ありがとうございました。
僕はPatagoniaのジャケットがあったので快適でしたが、カクサンは雨具を忘れて…。
雨が強くなってからは途中で引き上げてしまいました。あれには心折れます。

今回の10日間の調査では、およそ900本〜1000本の木を調べました。
一本につき5カ所(樹高や幹周りなど)以上の項目を測定、記録します。
彼は以前5000本の樹木を山に登って記録したよ〜と笑ってましたが、
調査の機材もってくだけでも大変ですね。結構甘く見てました。
他にもいろーーんな機材を使った調査がありましたが、
面白大変だった調査が泥の調査。

地面の泥を1mほどサンプルとして取って研究室で解析するそうなのですが、
1mの泥、どうやって採るでしょう?

実は、こんな感じ。パイプを打ち込んで、その中につまった泥を採ります。
道具も手作りです!作って、試して、失敗して、作り直して。
打ち込んでは抜けなくなって知り合いからウィンチを借りて引き抜いたり。
(それだけじゃなく、その人も来て手伝ってくれて、ほんとーーに嬉しかった!)
どうしても今日中に採らなきゃいけないサンプルがあるって言って真っ暗になってもやったり。
。その夜はインド料理屋でごちそうになっちゃいました。おいしかった!

一日中膝下までめり込むような泥沼での調査活動は、正直ちょっと疲れます。
インド人研究者のカクサンも「疲れた〜。あんまり寝れてないんだよね」なんて言いながら。
かなり疲れるからなのか、最初の2〜3日は僕もあまり寝れてなくて、
言葉も大して通じないけど、ちょいちょい励まし合ったりして(笑)
高校卒業以来初めて使う英語でしたが、なんとか意思疎通もとれたし、それがとても楽しかったなぁ。
「ちゃんと喋れてる方だよ。最近の学生なんか全然話せないもん」と、慰めてくれるカクサン、優しい〜。

調査中にふと、だーーれもいない泥沼の林内でひとり、辺りを見回して、なーーんにもなくって。
ただ鬱蒼とした森が広がっていて。
面白いなぁ。いろんな世界があるなぁ。こんな所で一人調査を続けてる人がいるんだなぁ。
なんて考えていました。カクサンは一人で調査をしていて、それで僕が大学側から頼まれて手伝ったんです。

以前、別の調査で、琉大の方のお手伝いで、於茂登岳の中で一晩過ごしながら
カエルの調査をしたことがありますが、それも面白かったな。
カエルの動きを見るために一晩過ごすのでただ身一つ。テントも、敷物もなし。
ただ岩の上に座って、研究者の人といろんな話をして(ほとんど漫画の話w)
時々、川の水でコーヒー湧かしたり。まーーーっくらな森の中、
明かりも付けませんから何も見えません。(カエル逃げるので)
何かを探す時には、小さな懐中電灯だけが頼り。
いろんな体験をしてきましたが、どれも日頃のガイドに生きる体験をさせてもらえていて、
私もかなり楽しんでやっています。これからもこういう手伝いだったり、仕事だったりを続けていきたいと思います。
次回はゴールデンウィークに調査をするようなので僕はツアーガイドに集中して参加出来ないと思いますが、
秋冬も継続して調査をするようなので、また参加したいなぁ。
カクサンにもぜひがんばって調査を続けてほしいですね!
またいつか会える日を楽しみにしてます。

あきら

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