沖縄の冬は、サトウキビの季節
石垣島は12月末縲鰀4月がサトウキビ刈りの時期です
沖縄の冬は精糖(お砂糖を作る)シーズンなんですよ。
サトウキビは春と夏に植え付けし、1年半縲鰀2年かけて成長し冬に収穫します。
冬は一番糖度が乗る(甘くなる)季節で、手刈り(手で刈る)する季節としても、
涼しくて曇りや雨の日が多くて適している季節なんです。
キビ倒し(サトウキビ刈り)の写真、動画は ↓
りんぱなのガイド、あきらも冬場は近所のサトウキビ畑の収穫を手伝ってました。
サトウキビは成長すると4mほどの長さになる草です。
ススキが太く長く成長した姿を想像してもらえれば解りやすいかな。
太さは、ヤクルトの瓶くらい太くなりますよ。
ソレを一本ずつ、まずは葉っぱ(梢頭部)を鎌で切り、根本をナタで倒していきます。
たま縲怩ノ畑にハブが出ます。多い日は1日3匹くらい(笑)
おじーはサクッと手で捕まえて、袋にいれて、まとまったら売りに行きます。
「油(ハブ油)にする工場が取るとが言ってるよ。小遣いにはなるからなぁ」
そんな話しをしたり、近所の人の噂話しをしたり、釣りや芸能人の話をしたり。
ときどき、ばーちゃん時代の昔話をしてくれたり。
キビ倒し(サトウキビ狩り)は、いろんな話しができるのが、楽しみだったります(笑)
「あのおばーだれ?」
「….あ? 誰かねー」
「○○のおばーかな」
「○○のかーちゃんじゃない?」
「いやぁ、あれ○○のおばーよ。○○の畑終わったからこっち来たんでない?」
ふと見ると、今までいなかったおばーが畑の遠くの方で梢頭部刈ってる。
お互いに「手伝いにきたよ竏秩vと言うわけでもなく、いつのまにか来て刈って
いつのまにか帰ってる。そんな風景を見てるのが好きです。
最後は一本づつ丁寧に集め、束にして、それを精糖工場(お砂糖を作る工場)へと運びます。
サトウキビの積み込みは大型ダンプとクレーンで
刈り取りはハーベスター(機械)でもやります。
写真にあるでーーっかい機械と網袋はハーベスターという機械で収穫したキビ。
どれも石糖(いしとう:石垣精糖工場(株) に持っていき、
原糖とよばれる黒糖のブロックにします。それをザラメに変えて沖縄本島に船で出荷。
本島で上白糖などに変えるそうです。
沖縄のお砂糖を食べるときは、もしかすると僕が収穫したキビも入ってるかもしれませんよ(笑)
おじー、おばーが作ったキビ。それからできたお砂糖。
普段何気なく使ってる食材にも、いろんなエピソードがあるかもしれませんね。