おもわず「守りたくなる」ホタルたちが飛び交う、ホタルツアー

今夜も、世界でここにしかいない珍しいホタルを見に夜の森へ。200匹を超えるホタルたちに、みんなの目もきらきらと輝いていました。

現在、石垣島の日没は 19:27 です。いつまでも明るくて、まだまだ遊べる気がしますが、
時計を見るともうこんな時間!ってなります(笑)東京との時差は約1時間です。

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今夜の空はなんだかうっすらガスがかかったようなぼやけた感じ。
遠くの西表島は見えないし、於茂登岳も雲とガスにつつまれています。

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でも、それが丁度いいんです。今夜は月明かりが明るくて、ホタルの数も少なそう。
そんな日は、ホタルが飛び交う場所も限られてしまいます。

車を降りて真っ暗な森の中を歩いて、森の奥へと進むと、ホタルたちがいました!

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最初は1匹、2匹と数えられるほどのホタルでしたが、移動すると、どんどんホタルの数が増えていきます。
 今日は、いつもと違う初めて使うレンズなので、画角も決まらないしピントもあわない。苦戦しているうちに、ホタルたちはどんどん移動してしまいます。やっぱり慣れた道具を使うって大切ですね(^^;)

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お客さまは、「小さいのに良く生きてるな!ぼくらに比べるとすごくすごく短いはかない命なのに」と、ヤエヤマヒメボタルの美しさに見とれています。

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自然ってすごいな」っていう声も。

私も、そう思います。

ホタルたちのことも、ぼくらのことも、全てを包み込んでくれる自然は、本当にすごい。
今日、この場所で、ぼくらは自然そのものだった。
ぼくらも、木々やホタルたちと同じ、ひとつの命として、ホタルと共に時間を過ごしました。

富山にもホタルがいるけど、もっと大きいんです。
このホタルは小さいのに、光はおおきさにびっくりしました

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ホタルが飛び交っているなか、何台もの車が、ぼくらの横を通りすぎます。
強い明かりがまぶしくて、ホタルたちは地面すれすれまで舞い降りてしまいます。
弱い光で車を走らせている人もいたけれど、そうすると凄くゆっくり走ることになるので、
ホタルたちはなおさらいやがって地面スレスレに降りてしまいます。

それを見て「ツアーに参加しなかったら僕もライトつけて車で走っていたと思います。無知って罪だなって、思いましたし、、、守りたい、って思いました

凄いですよね。
守りたい」って凄いことだと思うんです。

変なたとえ話ですが、いきなり誰かのことを「守りたい」って思うことって、あんまりないですよね。

恋愛に例えると、1,相手と知り合う → 2,相手と仲良くなる → 3,相手のことがきになる → 4,好きになる → 5,つきあう → 6以上,守りたくなる(←ココ

だから、わずか1時間ほどホタルを見ただけで「守りたくなってしまった」って。すごいでしょ。目に見えて美しく、はかない。だからこそ余計に僕らの目には「守りたい対象」として写るのかもしれません。私の仕事は、その美しさとはかなさを伝えること、そしていつまでもこのホタルたちがこの森で光り輝けることができるように、この場所を保つこと。

私たちがホタルにとって住みやすい環境を整えてさえあげれば、ホタルはずっとその場で光続けてくれると思うんです。他の生き物たちにとっても、そうなれればいいのになって、そう思います。

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そして、今夜はこんな生き物もいましたよ。苦手な方は見ない方がよいかも〜。でもとってもカワイイ目をしたヘビ、サキシママダラと、サキシマバイカダのお二人(同じところにいました)と、ヤエヤマイシガメくん(オスはめずらしいんですよ。けっこうなお年でした)。

今夜も、みなさんと一緒にホタルを見ることができて、嬉しい時間でした。
ありがとうございました^^

あきら

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