「小さいころはマッチ箱に入れていたホタル」を思い出した、静かな夜のホタルツアー

今宵もホタルを見に、夜のジャングルへ、ホタルツアーに行ってきました

ホタルだけでなく、沢山のフクロウの声と、光輝く不思議な「菌」を見たり、見る物全て面白いナイトツアーです。

夜の森でフクロウに出会うホタルツアー

今日もホタルを見に夜の森へと向かいました。このヤエヤマボタルは石垣島と西表島にしかいない珍しいホタル。
とてもとても小さいホタルなんです。

ヤエヤマボタル

ヤエヤマボタルの明かりがdんだんと増えてくる

最初は藪の奥の方ばかり光っていたホタルですが、小径を歩いているとだんだんとホタルの光が増えてきて、道の真ん中間で出てきます。

美しいホタルの光を見にいくツアー

道の遠くでもホタルが光輝く。

道を挟んで行ったり来たり。
お客さまも「(点滅するホタルは)はじめて見る種類だ」と、チカチカと優しく、力強く光るヤエヤマボタルホタルたちを見守っていました。

ホタルと人が一緒にいる写真

ホタルに見入る参加者(暗闇でとるのでホタルのように人もぼやけてしまう)

ホテルや繁華街がある市街地はしばらく雨が降っていたみたいだけど、このホタルを見る場所は朝早くにちょっと降っただけ。午後もちょろっと。その水のおかげで、発光菌が光輝いていました。

発光菌、光る菌類や光のキノコの写真

発光菌が雨を受けて地面で沢山光っていた(以前撮った写真)

ホタルは半世紀ぶりに見ました」と優しく笑っていたお客さまも。小さいころは沢山捕まえてマッチ箱に入れてました。ちょっとかわいそうだったけど。そんなふうにおっしゃっていましたが、実は私もよくやります〜(笑)マッチ箱ではないけど、天然の、方言で「ふうどう」っていう植物のケースに入れています。とてもきれい。

とてもかわいいフクロウを見に行くツアー

セレベスコノハズク(リュウキュウコノハズク)

さいごに、フクロウを見ようとするけど、なかなか姿を現してくれない恥ずかしがり屋さん(というか恐がり)。しばらく見るけれど出てきてくれないので移動。すると、フクロウのカップルがいる場所を見つけました。ほかにも4〜5匹のフクロウがこの場所で鳴きあっていて、もしかすると恋いの駆け引きをしてるのかも。

専用のライトで照らしてじっくり30分近くもフクロウを見ていました(時間のびちゃってごめんなさい)
この後ろ姿は一旦お客さまを送った後、帰り道に撮りました。フクロウは夜の生き物なので、真っ暗闇でも餌を見つけられるような凄い目をもっています。この目は暗いところで生活するのには便利に出来ているので、あまりにも強い光を当ててしまうと、目が焼けて飛べなくなって墜落することもあるんです(以前、全然知らないひとがフクロウの写真を撮っていて、飛ぶ瞬間にフラッシュをたいて、フクロウが墜落したのを見ました)。それを見てから、最近は顔写真を撮ることはないけど(ブログ的には寂しいですけどね。なので、おしり姿のフクロウ。実際にこのツアーでは正面から、横から、後ろから、いろいろな角度で専用のライトで見れますから、見たい人はぜひツアーで!(笑)今日のお客様も「ほんとにフクロウ顔だわ」と笑っていました。
みんなに小さくてカワイイと大人気のフクロウ。見つけられてよかった〜!

私も皆さんと一緒にホタルやフクロウを見れて、皆さんの最後の楽しそうな生き生きとした笑顔を見れて、とても楽しい時間でした。どうもありがとうございました!

今日のお客様

今日のお客様

またいつか、お会いできる日を楽しみにしています。
(あきら)

追伸:そうそう。最近夜がとーっても明るくて、ちょっと困惑しています。新石垣空港の明かりが白保方面の夜空を照らすので、曇りの日は雲が光を吸い取って広範囲に届けるんです(スタジオ写真の照明のように広範囲が光ります)。僕だけではなく、夜の生き物喪困惑しているのがいるかも。まっ、でもこのヤエヤマボタルたちには影響はないでしょうね。あと、どこか山の近くでサンシンライブか何かをやってるようで、山の近くに行くとすごく明るくて困ります。あんなに明るくしないと、みんな見えないもんなんでしょうか。僕ら懐中電灯だけで夜の山を楽しんでますから、そういう人が作った強すぎるあかりには、ちょっと慣れません。ラピュタのじーちゃんみたいですね「わしには、ちと強すぎるーーー」って(笑)。

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