シュノーケリングレスキュー講座を、環境省 国立公園パークボランティア研修で開催してきました。

パークボランティア向けのシュノーケリングレスキュー講座に講師として参加してきました。

今日は環境省職員と、そのパークボランティア向けのシュノーケリングレスキュー講座に講師として参加してきました。
メインの講師は県の水上安全指導員の藤井さん(フジマリンサービス)が行い、私はそのサポートや、実際にパークボランティアがシュノーケル観察会などを開催するときにゲストへの対応などについて少しお話してきました。

今までのシュノーケリング中のヒヤリ・ハットを出し合う

今までのシュノーケリング中のヒヤリ・ハットを出し合う

最初に心臓マッサージとAEDを使ったBLSのトレーニング。

心臓マッサージとAEDの使い方の練習を環境省で開催した。

絶え間なく交代交代で心臓マッサージを続ける

人工呼吸も、以前は息を規程回数を(肺に)吹き込めと教わりましたが、それが出来ない場合は吹き込まなくてもいいよ、っていう風に最近は簡略化されています。「とにかく絶え間なく正確に胸骨を圧迫しろ」という方法になっているので、がんがん胸骨を押してポンプ(心臓)を回して血液を循環させます。

シュノーケリングレスキューのための心臓マッサージの写真

まずは専用のトレーニング機材を使っての心臓マッサージ練習

でも今日はシュノーケリング時のレスキューなので、溺者(おぼれた人)はおぼれる時に運動することによって、血中の酸素を使い切っている可能性もあげられました。なのでなので、このあと実技で泳ぎながら、水面で酸素の吹き込みを練習します!!

シュノーケリング講習の写真

講師から泳ぎ方の基礎から学ぶ

私は講師のサポートをしていたので写真を撮れなかったのですが、
溺者(意識不明者)を発見したら、水面を引っ張って泳ぎつつ、泳ぎながら「人工呼吸を施す」方法を参加者に体験していただきました。
基礎的な遊泳力がないと出来ないワザなので、参加者のなかには「足をつった….!」なんて方も(笑)二重遭難ww

シュノーケリングレスキューの練習でレスキューチューブを活用したトレーニングを実施

水面でレスキューチューブを渡すパークボランティアのひと

これらの技術を実践する機会がないことを祈ってます。

そのためには、お客さまの事前準備(事前説明)が大切です。
ウチのマンタツアーなどでは、シュノーケリングの練習がセットでついてるのはそのためなんです。
わずか20分程度でゲストの方に楽な泳ぎ方を習得してもらえるし、だからこそ、遊泳中にケアの必要がない。
もしもケアが必要になっても常にガイドやスタッフが近くにいる、その安心感を感じられる。
そうすることで、本当の意味で「気軽に(楽な気持ちで)」楽しんでもらえる。
これからもそんな仕事を続けていきたいと思っています。

ちなみに、このセットの講習、シュノーケルが好きで自分達だけでやってる、っていう方にとても人気なんですよ。
「こんなに楽に泳げるんだ!」とか「これなら安心して泳げるかも」なんて言っていただいています。
(でも個人だけで泳ぐときはあんまり安心してほしくないですがww)
安全で当たり前。なのでうちのHPなどには安全ってことばは滅多に出てきません。
常に危険を意識しつづけ、安全で居続けなくてはと思います。(あきら)

溺者発見

溺者発見!

(水面の写真はパークボランティアの方が撮ったのをいただきました)

パークボランティアとは

パークボランティアとは、国立公園エリアなどで「自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の簡単な維持修理などの各種活….(環境省HPより抜粋)」を市民と共に行うために環境省が作ったボランティアチームです。北は北海道、南は石垣西表エリアまで各地にあります。参加したい方がいたら、お近くの環境省自然保護官事務所にお問い合わせください。

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